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ビジネスパーソンの心技体

仕事の効率を上げる方法〜技を盗むための体系を持つ〜

心身ともにコンディションを整えて仕事に臨むための知識やヒントを、各分野の専門家が解説します。

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 サラリーマンとビジネスマンの違いは何でしょうか? サラリーとは給料のことですが、ビジネスというのは仕事そのものをさします。つまり、サラリーマンは会社から給与を与えられている人、ビジネスマンは会社から仕事を任されている人のことを言います。

 

 アメリカの経営思想家のドラッカーは、著書『経営者の条件』の中で、成果を出す人の条件として「時間管理」「期待を知る」「強みを基準にする」「選択と集中」「意思決定」の5点をあげています。自分でスケジュールを立て、期待されている成果を知り、自分や他人の強みを活かして、やるべきこととやらないで良いことを分け、何をどの順番でやるかを決め、それを時間どおりにこなしていく。

 

 こういう人を、企業ではビジネスマンと呼びます。「やったことないからできません」は、ビジネスマンには通用しません。ビジネスというのは常に初めてのことばかりであり、自分の持っている/持っていない技を駆使して、工夫して成果を出すものです。

 

 

 この連載企画は、ビジネスパーソンが心身ともにコンディションを整えて仕事に臨むための知識やヒントを、「心・技・体」という3つのテーマに分けて、読者に提示するものです。私の担当する部分は「技」ですが、「心・技・体」と並べたときに、この中で一番習得しやすく、行動によって成果が得られやすいものは、「技」です。なぜそう言えるかと言うと、「心」「体」と違って、モノマネでもコピーでも盗作でも構わないのが「技」だからです。つまり「心」「体」は盗めませんが、「技」は盗めるのです。

 

 「盗む」という言葉に抵抗があれば、「コピーできる」と言い換えても良いでしょう。会社に入って仕事ができるようになるためには、OJT(On the job training)と言って、仕事の場でマニュアルや先輩から仕事を教えてもらう必要があります。新人の期間を過ぎ、もはや誰も教えてくれないとしても、自分から技を取りに行き、技をコピーする、というのは別に恥ずかしいことでもなく、成長するために当たり前のことです。(もちろん、デザインや著作権などの明らかなパクリは、コンプライアンス上の問題になるので注意が必要です)

 

 ビジネスには明確な正解があるわけではありません。自分の持っている技を駆使して、新しいことに取り組み、成果を出す。技がオリジナルかどうかなど、関係がないですし、そもそもどんな技を使ったのかなんて、成果を見ても分かりません。他人の提案書を盗むのは言語道断ですが、例えば、提案書の中で「ドラッカーが著書でこう言っています」と「引用」するのはアリです。

 

 

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●文/原口佳典(はらぐち よしのり)
ビズナレッジ株式会社代表取締役、株式会社キャリアクリエイツ代表取締役、株式会社コーチングバンク代表取締役
1971年福岡県生まれ。早大卒。出版・IT業界を経て、コーチとコーチングを一般に紹介するサービス「コーチングバンク」を開設。著書に「人の力を引き出すコーチング術」(平凡社新書)、「100のキーワードで学ぶコーチング講座」(創元社)がある。講演・研修・セミナーの登壇実績多数。一般社団法人日本支援対話学会代表理事、一般社団法人国際コーチ連盟日本支部事務局長、日本経営品質学会会員、日本コミュニケーション学会会員、日本コーチング学会会員、アカデミック・コーチング学会理事。
http://www.coachingbank.com/coach4+index.id+2.htm

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