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やる気を引き出す仕組みや教育制度などの人事施策、働きやすい職場環境の実現など、人に関する企業事例を紹介します。(2021年1月28日)
ホームページ/ https://enfactory.co.jp/
『専門家@メディア』『STYLE STORE』といった自社サービスの運営をはじめ、モノ・コト・ヒトをつなぐ多彩な事業を展開している株式会社エンファクトリー。同社では2011年の設立以来、「専業禁止!!」の人材ポリシーを掲げ、社員のパラレルワーク(複業)を推奨してきた。国が後押ししていることもあり、今では副業を認めている企業は少なくない。そのパイオニアとも言える同社の広報担当・松岡永里子さんに、「専業禁止!!」の理由や社員たちのパラレルワークの取り組み、会社にとってのメリットなどについて聞いてみた。
―そもそも「専業禁止!!」を打ち出したのは、なぜですか?
当社の設立は、2011年の4月1日。未曾有の大災害となった、東日本大震災の直後でした。企業の不祥事や倒産が相次ぐなど、先行きが不透明な時代。社員一人ひとりに生きる力を身につけてほしいという想いから、代表が「専業禁止!!」という人材ポリシーを掲げたのです。
2018年1月に国が「副業・兼業の促進に関するガイドライン」を公表し、副業を解禁する企業が増えてきました。けれども、2011年当時は副業OKを公言している会社は、ほとんどありませんでした。
ちなみに当社では、副業のことを主に対する「副」業ではなく、パラレルの「複」業と表記しています。単に副収入を得るための副業というよりも、自分が主体となってビジネスを動かし、多くの学びを得られる「複業」を推奨しています。
2011年の設立当初から、「専業禁止!!」を人材ポリシーに掲げている
―エンファクトリーでは、社員全員が「複業」をしているのでしょうか?
いえ、実際にパラレルワークをしているのは、全体の6割ほど。「専業禁止!!」と打ち出しているものの、やるもやらないも本人の自由です。ちなみに、やっていない人で多い声は、「今は本業のスキルを高めたい」「子育てや介護などで時間の捻出が難しい」などさまざま。ただ、ほとんどの人が周囲の影響を受けて、パラレルワークに強い関心をもっています。未経験のメンバーに向けて「妄想複業」というイベントを開催したときは多くのアイデアが集まり、みんな前向きで楽しそうにしていました。
―パラレルワークをしている6割のメンバーは、どんなことをしているのでしょう?
例えば、取締役執行役員CBOの清水は、ハリネズミと触れ合える「ちくちくCAFE」の経営のほか、ECサイト向けのメッセージカード事業会社の経営や、Webマーケティング・新規事業のコンサルティング、投資会社のアドバイザーなど、さまざまな副業をしています。
また、カスタマーサポート部門で働くメンバーは、パグやフレンチブルドッグなどをターゲットにした犬用の手作りグッズ・洋服をインターネットで販売。そのほか、営業・商品開発部門で働きながら他社のマーケティング支援を手掛けたり、コンテンツ制作のマネジャーとして活躍しながらオウンドメディアの編集に携わったりしているメンバーもいます。
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