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働く個人にキャリアや仕事観を聞く「シゴトの風景」。今回は、束縛を嫌い独立して8年になる、36歳独身女性の事例です。
●吉井由実さん(仮名・36歳・イラストレーター)
組織に属さない働き方をしたいと考えていた吉井由実さんは、学生時代からマンガのコンテストに応募したり、イラストを描く仕事をしていたという。
「大学を卒業したら、すぐにプロのイラストレーターになるつもりでした。でも、絵を描く仕事はしていたものの、その収入だけで生活していくのは難しく、とりあえず就職することにしました。目的は、独立に必要な資金をためるためです」
就活サイトを見て、興味のある仕事を探した。吉井さんが興味を持ったのは、システム関連の会社だった。
「学生時代からイラストと並行して、WEBデザインの仕事もしていたんです。パソコンにはもともと興味を持っていましたし、独立してからも役に立つ知識が得られるのではないかと考えました」
新卒でシステム関連のA社に就職した吉井さんは研修後、自分が希望していた自社のホームページを管理する部署に配属された。仕事内容はホームページに関するもの以外に、社内で使われているパソコン環境の整備や社内用ソフトの開発などだった。
「外部に向けた説明会のときにプロモーションで流すアニメーションを作ったこともありますし、お客さまにプレゼンをしたこともあります。いろいろな仕事をさせていただきましたね」
A社では社会人としての常識やマナー、仕事に対する取り組み方など、さまざまな勉強ができたという。卒業後、すぐにプロにならなくてよかったと思っている。そんな吉井さんが会社を辞めたのは入社4年目。きっかけは独立資金がたまったことや、新規部署への配属候補に名前があがっていたことなどだ。
「配属されてしまったら辞めにくくなると思ったんです。貯金も目標に近い金額だったので、退職して独立することにしました」
一時は独立をやめて、会社勤めを続けることを考えた時期もあったという。それでも独立を選んだのは、組織に属する不自由に耐えられないと判断したからだ。
「具体的には通勤時間を無駄に感じていたことや、毎日同じ場所で、同じ仕事をすることなどです。そうしたことに私は耐えられなかったんです。あと、モチベーションの問題もありました。事務職だと、自分のやった仕事が給料に反映されにくいですよね。自分の仕事がダイレクトにお金に反映されるほうが、私はモチベーションが上がるんです」
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●取材・文/三宅航太
株式会社アイデム人と仕事研究所 研究員。大学卒業後、出版社の営業・編集、編集プロダクション勤務を経て、2004年に株式会社アイデム入社。同社がWEBで発信するビジネスやマネジメントなどに役立つ情報記事の編集業務に従事する。人事労務関連ニュースなどの記事作成や数多くの企業ならびに働く人を取材。
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