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できる人が辞めない職場づくり/岡本文宏

第11回「振り返りは3:1で行う」

どんなに優秀な人を採用しても、すぐに辞められてしまったら意味がありません。定着率は働きやすさを測る指標であり、会社の生産性を左右します。(2023年2月14日)

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 何か取り組んでいたことを終えた後、行動や結果を振り返る機会を設けていますか? 振り返ることをせずに走り続けると、息切れを起こす場合があります。ゴールまで一気に走り抜けてしまうと、エネルギーを使い果たしてしまい、場合によっては燃え尽きて、モチベーションが続かなくなる場合もあります。これは、燃え尽き症候群などと言われています。





 振り返る機会として、よく行われるのが「反省会」です。名前のとおり、うまくいかなかったことを見つけて「どうすれば改善できるのか?」を話し合う場です。反省会を行えば、自分の弱みを見つけることができます。それに対して改善策を考えて、計画を立てて実行していくことで、弱点を克服することができるので、ミスを繰り返さないためには大切だと言えます。

 しかしながら、うまくいかなかったことにフォーカスしすぎると、「ダメ出し」ばかりが行われてしまい、自己肯定感が下がります。そこで、反省だけではなく、うまくいったことについても振り返り、その理由とやり方を明確にしていくことが必要だと言えます。


うまくいったことの理由を見つける

 一方で、うまくいったことの成功要因を探ることは、今後良い結果を出し続けるうえで欠かせません。「どうして成功したのか?」が分かれば、次に新たなことにチャレンジするときに、そのやり方を応用すれば、うまくいく確率が高まります。

 スランプに陥ったとしても、早期に脱出することができます。スポーツ選手で好成績を出し続けている選手は、自分が良い結果を出せる方法を理解しているので、一時的にうまくいかなくなったとしても、あるべき姿に戻すことが早期にできるのです。結果としてスランプになることが少ないので、好調な時期を維持できているのです。

 また、良い結果を出せる理由を自分で理解していると、うまくいくやり方(ノウハウ)を周りに伝授できるようになります。そうなると、仕事を任せることができるので、常に自分が動かなくてもよくなります。“やらなければならない仕事”が減るので、自分が自由に使える時間が増え、“やりたい仕事”に取り組みやすくなります。

 そうなるためには、定期的な振り返りを行う際に、うまくいったことをピックアップし、その要因を見つけて言語化して、ストックしていきます。ことあるごとに見返していけば、うまくいく『行動のレパートリー』が1つずつ増えていきます。
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につづく


●文/岡本文宏(おかもと ふみひろ)
メンタルチャージISC研究所株式会社代表取締役、繁盛企業育成コーチ
アパレル店勤務、セブンイレブンFC店経営を経て、2005年メンタルチャージISC研究所を設立。中小企業経営者、エリアチェーンオーナー、店長などに向けた小さな組織の人に関する問題解決メソッドや、スタッフを活用して業績アップを実現する『繁盛店づくり』のノウハウを提供している。『人材マネジメント一問一答』(商業界)、『店長の一流、二流、三流』(明日香出版)、『繁盛店のやる気の育て方』(女性モード社)など著書多数。
https://okamotofumihiro.com/
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