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労働ニュースに思うこと

兵庫県知事選、予想外れは私だけ?〜あなたの意見は偏っているかもしれない〜

個人の働き方や企業の人事労務、行政の労働施策など、労働に関するニュースを取り上げ、課題の解説や考察、所感などをつづります。(2024年11月28日)

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自分の意見が否定されたら不機嫌になりますか?

 
世界中で多くの人が利用するSNSでは、それぞれがファクトチェック機能を実装しています。私は普段「X」を見ることが多いのですが、そこでは「コミュニティノート」機能によってユーザー同士が誤情報を含む投稿に対して注釈を追加し、拡散を防ぐ対策が施されています。





 ただし、リアルタイムで発信される情報のすべてに検証ができるわけではありませんし、どうしても限界はあります。ファクトチェックの方法を意識し、それぞれが誤情報に惑わされるリスクを減らすことが、これからより求められていくと考えています。

 冒頭の「政治と宗教、野球の話はするな」のところで触れた、「意見の違いで感情的になりやすく、対立につながって相手を怒らせてしまう、あるいは自身が不機嫌になる」という私の考え、これはエコーチェンバーの意見を鵜呑みにした人によくあることだそうです。あなたは、自分の意見が否定されたときに、不機嫌にならないでいられますか? 

 それとこれとはまた違う話!なんですが、日本に住む人は自分の意見が拒否されたときに、さも人格を否定されたように感じてしまうことが多いそうです。可能性として、相手の話す内容が誤情報であるとき、言い方に気を付けないと関係を壊しかねず、このあたりも「日本でファクトチェックが浸透していない理由なんじゃないかなぁ」と、私は思いました。


※今回のコラムは、参考にしたサイトをいくつか掲載しています。このように出自元を明記することもファクトチェックには重要です。コラム内では事実と意見が混じっていることをご了承ください。



●文/関 夏海(せき なつみ)
2014年、株式会社アイデム入社。東日本事業本部データリサーチチーム所属。パートタイマー募集時時給等の賃金統計や、弊社サービス会員向けの各種アンケート調査の企画・分析などを主に担当。雇用の現状や今後の課題についての調査を進める一方、Webサイトのコンテンツ・ライティング、労働市場に関する情報提供、顧客向け法律情報資料などの作成・編集業務も行っている。
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