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事例で考える困ったときのマネジメント対応/山田真由子

第9回「言いにくい人事異動を伝えるときの注意点」

働き方や価値観が多様化する中、マネジメントは個別対応が求められています。さまざまな事例から、マネジャーに求められる対応を解説します。(2024年12月10日)

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 人事異動には、組織にとってさまざまな目的とメリットがあります。例えば、人材の配置を最適化することや異なる部署での経験を通じて社員を育成すること、さらには組織の活性化とマンネリを防ぐ効果が期待できます。

 しかし、現状の業務に強いやりがいを感じている人にとっては、異動が必ずしも歓迎されない場合があります。「今の仕事が楽しいし、成果も出せている。なぜ異動しなければならないのか?」と感じる人も少なくないでしょう。このような場合、異動を伝えるのは気が重く、言い出しにくいものです。そこで今回は、仕事にやりがいを感じている人に対して異動を伝える際の具体的な対応について、どのように進めるべきか、考えてみましょう。





■今回の事例
 経営企画室の係長Aさん(36歳女性)には、部下のBさん(25歳男性)がいます。Bさんは、新入社員のときから経営企画室を希望しており、やっと念願の部署に配属になり、1年経過しました。ご自身の希望の部署ということもあり、やりがいをもって仕事に取り組んでいます。ところが突然、Bさんに他の部署に異動する内示がありました。来月にはAさんはBさんに辞令を伝えなければなりませんが、仕事に対するモチベーションが落ちてしまうのではないか、と心配しています。どのようにすればよいのでしょうか?


■解説
異動理由を明確にする

 AさんはBさんに異動の話をする際、異動の背景や目的について、丁寧に説明するようにしましょう。異動がBさんの成長やキャリアにどのような意義があるのかということや、会社全体の方針や業務のバランスを考慮した結果であることなどを伝えると、納得しやすくなります。
また、Bさんが異動を「どのように感じているか?」を確認することが大切です。Bさんが不安や戸惑いを抱えている場合、それをしっかり受け止めて「これまで希望の部署で頑張ってきたことを理解している」という姿勢を示しましょう。
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●文/山田真由子(やまだ まゆこ)
山田真由子社会保険労務士事務所代表。特定社会保険労務士、公認心理師、キャリアコンサルタント。26歳のときに3度目の受験で社会保険労務士に合格。さまざまな業種にわたり、約15年のOL 生活を経て、2006年12月に独立開業。現在、「誰もが輝く職場づくりをサポートする」をミッションとして活動している。経営者や総務部担当者などから受けた相談件数は延べ10,000件以上、セミナー登壇は1,500回以上を数える。著書に『外国人労働者の雇い方完全マニュアル』(C&R研究所)、『会社で泣き寝入りしないハラスメント防衛マニュアル部長、それってパワハラですよ』(徳間書店)、『すぐに使える!はじめて上司の対応ツール』(税務経理協会)。
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