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事例で考える困ったときのマネジメント対応/山田真由子

第13回「育休復帰に不安を抱えている社員がいたら」

働き方や価値観が多様化する中、マネジメントは個別対応が求められています。さまざまな事例から、マネジャーに求められる対応を解説します。(2025年4月15日)

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情報提供と復帰後のフォローアップ

 メンタル面のフォローと同時に大切なのが、育児休業に関する法律や社内制度を正しく理解し情報提供をすることです。社内の就業規則を確認し、復帰後の働き方に関する選択肢を提示しましょう。



 育児と仕事の両立を図るためには、職場環境の整備が求められます。例えば、以下のような施策が考えられます。

(1)柔軟な勤務体系
時短勤務やフレックスタイム、在宅勤務など

(2)業務内容の調整
復帰直後からフル稼働するのではなく、徐々に業務量を増やす

(3)職場の理解促進
周囲の社員に両立の理解を求め、サポート体制を整える

 また、復帰後も定期的にフォローアップを行い、Aさんの状況を確認することが大切です。復帰後1カ月、3カ月、6カ月といったタイミングで面談を実施して「困っていることがないか?」「負担が大きくなっていないか?」などを確認しましょう。特に、子供の健康面や両立によるストレスに注意しましょう。

 育児に限らず、介護や自分自身の療養など、誰でも休職を余儀なくされる可能性があります。今回は育休からの復職について解説しましたが、休職をする理由や取得期間に違いはあっても基本的な対応は変わりません。対応の根本にあるのは、不安の軽減とコミュニケーションです。



●文/山田真由子(やまだ まゆこ)
山田真由子社会保険労務士事務所代表。特定社会保険労務士、公認心理師、キャリアコンサルタント。26歳のときに3度目の受験で社会保険労務士に合格。さまざまな業種にわたり、約15年のOL 生活を経て、2006年12月に独立開業。現在、「誰もが輝く職場づくりをサポートする」をミッションとして活動している。経営者や総務部担当者などから受けた相談件数は延べ10,000件以上、セミナー登壇は1,500回以上を数える。著書に『外国人労働者の雇い方完全マニュアル』(C&R研究所)、『会社で泣き寝入りしないハラスメント防衛マニュアル部長、それってパワハラですよ』(徳間書店)、『すぐに使える!はじめて上司の対応ツール』(税務経理協会)。
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