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事例で考える困ったときのマネジメント対応/山田真由子

第16回「うつ病から復職後に再休職…職場復帰の支援ポイント」

働き方や価値観が多様化する中、マネジメントは個別対応が求められています。さまざまな事例から、マネジャーに求められる対応を解説します。(2025年7月15日)

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無理のない「段階的復職プラン」がカギ

 復職直後から通常業務に戻すのではなく、業務時間・内容・責任の負荷を段階的に調整していくことが重要です。復職プランの一例を示します。

・第1段階(1〜2週間):午前中のみ出勤。軽作業を中心に出勤リズムを整える
・第2段階(3〜4週間):午後も出勤。定型業務を中心に徐々に通常業務へ移行
・第3段階(1〜2カ月目):業務時間・内容を通常レベルに戻すが、定期的な面談を継続

 このようなプランにおいても、状況に応じて柔軟に見直す姿勢が大切です。マネジャーが一方的に決めるのではなく、本人と対話しながら調整することが望まれます。





安心感のある声かけが、復職支援の第一歩

 復職の際は、「戻ってきてくれてうれしい」という気持ちとともに、「無理せず一緒に進めていこう」という安心感を伝える言葉が大切です。上司のひと言が、部下の焦りや不安を和らげます。例えば、こんな声かけが有効です。

「心配なことがあれば、いつでも相談してね。一緒に考えよう」
「急がなくて大丈夫。今日できることから少しずつやっていこう」

 うつ病からの復職は、本人の努力だけでは成り立ちません。職場全体の理解と支援が不可欠です。「1人で抱え込まず、段階的に、無理なく」対応することが、マネジメントの基本です。職場が「戻ってきてよかった」と思える場所であるために、上司は“寄り添い”と“見守り”の姿勢で、部下とともに歩むことが求められます。



●文/山田真由子(やまだ まゆこ
山田真由子社会保険労務士事務所代表。特定社会保険労務士、公認心理師、キャリアコンサルタント。26歳のときに3度目の受験で社会保険労務士に合格。さまざまな業種にわたり、約15年のOL 生活を経て、2006年12月に独立開業。現在、「誰もが輝く職場づくりをサポートする」をミッションとして活動している。経営者や総務部担当者などから受けた相談件数は延べ10,000件以上、セミナー登壇は1,500回以上を数える。著書に『外国人労働者の雇い方完全マニュアル』(C&R研究所)、『会社で泣き寝入りしないハラスメント防衛マニュアル部長、それってパワハラですよ』(徳間書店)、『すぐに使える!はじめて上司の対応ツール』(税務経理協会)。
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