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人材育成のツボ

推薦・AO入試で入学した学生の、チャレンジ精神を育むには?

アイデム人と仕事研究所の研修部門の所員が、日々の業務やお客さまとの対話から感じたことなどをつづります。

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組織が新人・若手に求めるものは?

 

 さまざまなお客様に人材育成の提案をしている立場から、新人や若手に求めることとして多くの企業・組織から共感を得ることがあります。それは、「主体的に考え行動できる」人材に育ってほしいということです。指示されたこと、決まったことを確実に行うことはもちろん、そのうえで、組織や物事の課題を認識し、その解決に向けて積極的に行動できるヒトに。環境によって異なりますが、概ね入社2年目以降から個人差がはっきりとしてきます。

 

 この「主体的に行動」するためには、物事・状況を俯瞰し課題を認識する力、そして、考えるだけではなく失敗を恐れず速やかに行動する力が必要です。今回はその中の「失敗を恐れず行動する力」、すなわち「チャレンジ」を新人・若手が職場でどのように発揮するかについて書かせていただきます。

 

 

 

大学受験から見える今どきの「チャレンジ」

 

 私事で恐縮ですが、我が家には高校3年生の娘がいます。この記事を書いている1月末現在、受験真っ只中です。クラスの半数以上が推薦やAO入試ですでに進路が決まっており、まだ受験勉強をしているのは比較的少数派だそうです。さらにクラスの現状を聞いていて驚いたことがあります。それは、早く進路を決めたい、受験して不合格になりたくないという理由で安易な選択をしていることです。本来の学力よりもはるかにランクを下げた大学を、小論文や面接だけでほぼ確実に合格できる指定校推薦やAO入試で受験する人が少なくないのです。チャレンジ・挑戦、そして行動力とはほど遠い現状がここにもあると感じています。

 

 文部科学省の調査によると、2014年度の大学入学者に占める一般入試による入学者は、国公立を除くと49.6%。推薦・AO入試の割合は50%を超えます。浪人生を除く現役に限るとさらにその割合は高くなります。もはや一般入試は主流ではなく、いわゆる厳しい受験を挑戦し乗り越えてきた人は、貴重な存在であるようにも感じます。

 

 

 

組織で育成するには?

 

 では、このような前提を踏まえ、チャレンジする人材を育てるためにはどうすればよいのでしょうか。まず、仕事への使命や目的を明確に持てるよう、研修等を通じてそのことにじっくり向き合う機会をつくること。そして、上司が期待することを非難する言い方ではなく、肯定的に伝える必要があると思います。これまで挑戦してきた経験がないため、少し時間が掛かるかも知れません。

 

>>>次ページに続く

 

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●文/松嶋清和(まつしま きよかず)
株式会社アイデム 人と仕事研究所 人材育成・研修プランナー
社会保険労務士、キャリア・カウンセラー(CDA)
大学卒業後、大手アパレル商社に勤務、全国の小売店との相談・折衝業務に従事する。その後1998年に株式会社アイデムに入社してからは、13年間に延べ3,000社以上の経営者・人事担当者らと面談。求人広告の営業担当として、採用および人材活用に関する提案を続けてきた。
現在は同社「人と仕事研究所」にて、採用後の人材育成、教育・研修に特化した企画提案を実施。また「企業側の視点」を肌身に知るキャリアを強みに、キャリア・コンサルタントとして求職者支援業務にも携わる。特に就活生向けセミナーでは、自ら講師として、企業が求める人材像などを「シンプルに分かりやすく」アドバイス。入社後に能力発揮できる「真の力」の育成をモットーに、精力的に活動している。

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