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やる気を引き出す仕組みや教育制度などの人事施策、働きやすい職場環境の実現など、人に関する企業事例を紹介します。
■会社概要
ホームページ/ http://hamano-products.co.jp
東京の下町・墨田区と言えば、日本のモノづくりを陰から支えてきた中小規模の町工場が軒を連ねるエリアだ。そんな下町が誇るモノづくり企業の1つ、株式会社浜野製作所は創業以来、金属部品加工のプロフェッショナル集団として、メーカーに質の高い製品を提供してきた。
かつて家族経営だった浜野製作所は、現在40人以上の組織に発展している。顧客のオーダーどおりに金属加工をするだけではなく、設計・開発などの上流工程を手掛けたり、装置を部品加工から組込みまで丸ごと製造する力もある。また、産学官連携でのモノづくり、スタートアップベンチャーを支えるインキュベーション施設『Garage Sumida』の運営など、町工場の枠を超えたチャレンジにも精力的に乗り出している。
こうした取り組みを可能にしているのが、浜野製作所の「人材教育」だ。代表取締役CEOの浜野慶一さんに、同社の道のりを振り返ってもらった。
代表取締役 CEO 浜野慶一さん
―御社は、どのような分野を得意としていらっしゃるのでしょうか?
先代の父が経営していたころは、日本全体が高度経済成長の後押しを受けていた時代でした。弊社もその波に乗って、一般家電などに用いられる金属部品の金型製作や、金型を使った量産を主力にしていました。
しかし、大量生産のモノづくりが海外にシフトしていくと、東京で工場経営をするのが厳しくなっていきます。私が先代の後を継いで少し経った2000年頃には、浜野製作所も従業員は私を含め2名ほど、取引先も4社くらいにまで減っていました。
量産一本では会社の未来はないと判断した私は、今までやらなかった手間のかかる試作や一品物の製作にも柔軟に対応できるよう、精密板金工場の建設を決めました。ちょうど同時期に、近隣の火災からのもらい火で本社件工場が全焼してしまい、会社存続の危機に直面しましたが、周囲の協力もあり持ち堪えることができました。
現在ではその時建てた板金工場での少量多品種の生産体制も軌道に乗り、元々持っていた金型製作、プレス加工のノウハウも活かして医療、自動車、ロボット、農業、バイオ、航空宇宙など、様々な業界業種とお取引をしています。
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