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アイデム人と仕事研究所の研修部門の所員が、日々の業務やお客さまとの対話から感じたことなどをつづります。
私は2歳の娘(第一子)を持ち、時短正社員で働くワーキングマザー、いわゆる「ワーママ」です。1年半の育児休業を取得後、昨年の4月より復職しました。今回は、そんなワーママの方々に、同じ立場で働く者として、私の悩み、思うことをお話したいと思います。
働く母を持つ子どもってかわいそう!?
1週間を終え、ホッと一息の週末。土曜日は元気に走り回っていた娘。しかし日曜日、様子がおかしい。機嫌が悪くなり、眠そうにしている娘を抱きかかえると、明らかに高熱が…!熱以外の症状はないものの、休日診療へ。待合室で順番を待ちながら、「月曜日、出社できるだろうか。仕上げたい仕事があるのに…」とつい仕事のことを考えてしまう。
・週明けにもかかわらず、急遽休みをお願いすることに対する職場への申し訳なさ
・具合が悪い中、仕事の心配をしていることに対する娘への罪悪感
仕事、育児、もちろんどちらも大切ではありますが、こんなときはいつも苦悩します。熱が落ち着き、本当はそれでももっとそばにいてあげた方がいいのかな?と思いつつ、「37.5℃を超えていない!よし!」と保育園に預けることに、「ごめんね…」とつぶやく。私に限らず、子どもを持ちながら働く女性はいつもこんな葛藤と戦っているのではないでしょうか。
しかし、子どもは母親だけでなく、周りの大人、そして子ども同士の関わりの中で成長します。幼い子どもを預けることは、「かわいそう」なことではなく、社会に触れる良い機会であると、日々感じています。
母親が育児を一人で抱え込まないためには!?
実家の両親になかなか頼れない、育児に協力的であっても、夫の帰宅時間は同じ。となると、保育園お迎え後には、一人で育児と家事に奮闘する。いわゆる「ワンオペ育児(※)」がスタートします。
仕事と育児の葛藤を抱えつつ、子育て自体も手探り。「食育、しつけ、こんなときはどうしたらいいの!?」と一人で抱え込むお母さんも多いと思います。そんな時の心のモヤモヤはどうすれば解消できるのでしょうか。
私は同じ環境の人、または経験者など家族以外の人とも悩みをシェアすることが有効だと思います。悩み自体は解決しなくても、話すことで心が軽くなることがあるからです。
例えば、保育園の先生との連携もその一つです。1日の様子、最近の家での過ごし方など情報交換をすることで、子どもとのコミュニケーションもグッと変わってきます。
※ワンオペ育児…2017年流行語大賞にノミネートした語。ワンオペとは「ワン・オペレーション」の略語。配偶者の帰りが遅い、両親に頼れない等、何らかの理由により1人で家事・育児を行うこと。
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●文/横越有紀子(よこごし ゆきこ)
大学卒業後、アパレル企業に就職し、6年半在籍。上司からの教え、後輩指導を通じ、「真剣に仕事に向き合う人のお手伝いがしたい」と考え、株式会社アイデムに入社。現在、アイデム人と仕事研究所で、企業様向けビジネスセミナーの企画・運営・事務局に従事している。出産に伴い育児休業を取得後、2017年より時短正社員として復職。
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