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若年労働者定着のための対策を行っている事業所の割合増加−若年者雇用実態調査(厚労省)

厚生労働省は、令和5年「若年者雇用実態調査」の結果を取りまとめ、公表した。
 
当調査は、事業所における若年労働者の雇用状況、若年労働者の就業に関する意識など若年者の雇用実態について把握することが目的。5人以上の常用労働者を雇用する事業所約17,000カ所と、そこで働く若年労働者(満15〜34歳の労働者)約23,000人を対象として令和5年10月1日現在の状況について調査したもの(前回は平成 30年)。有効回答率は事業所調査45.3%、個人調査57.6%。
 
【結果のポイント】
<事業所調査>
◆労働者に占める若年労働者の割合は低下
全労働者に占める若年労働者の割合は23.7%(前回(平成30年)27.3%)。正社員に占める若年労働者の割合は25.4%(同27.7%)。正社員以外の労働者に占める若年労働者の割合は20.8%(同26.8%)
 
◆「若年労働者の定着のための対策を行っている」事業所の割合は上昇
・若年正社員73.7%(同72.0%)、正社員以外の若年労働者60.1%(同57.1%)
・若年労働者の定着のための対策で、「労働時間の短縮・有給休暇の積極的な取得奨励」を実施している事業所割合が上昇。若年正社員52.9%(同37.8%)、正社員以外の若年労働者 44.9%(同33.4%)
 
<個人調査>
◆在学していない若年労働者が初めて勤務した会社で現在も働いているかについて、「勤務している」は55.5%、「勤務していない」は42.7%。初めて勤務した会社をやめた理由(3つまでの複数回答)は「労働時間・休日・休暇の条件がよくなかった」が28.5%、「人間関係がよくなかった」が26.4%の順
 
◆今後「転職したいと思っている」若年正社員の割合は31.2%(同27.6%)。転職しようと思う理由(複数回答)は「賃金の条件がよい会社にかわりたい」59.9%、「労働時間・休日・休暇の条件がよい会社にかわりたい」50.0%の順
 
 

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