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2012年03月29日
2006年10月6日発表 少子化と高齢化社会の進展で、企業にとって労働力の確保は大きな命題となっています。とりわけ高齢者を戦力として活用することは、今後の課題となることが明らかです。また、働く側にとっても年金など老後の収入に不安を抱えつつも、定年制度の問題、介護の問題などから働く意思と能力があっても仕事を離れざるを得ないという状況が見え隠れします。そこでアイデム人と仕事研究所では、現在、働いている方を対象に「自身の退職年齢に関する意識とその理由」という観点で調査を実施しました。
▼自分の退職の時期について
〜「元気で働けるうちはずっと働く」と回答した人が6割〜
問 あなたはご自身の退職(現在の勤務先に限らず、仕事自体をやめること)の時期についてどのように考えますか。最も近いものをひとつお選びください。
自分の退職の時期についてどのように考えるかを聞いたところ、「元気で働けるうちはずっと働く」と回答した人が61.3%と最も多く、「年金が支給されるまで働く」16.0%、「定年まで働く」15.1%、「定年を迎える前に退職する」7.7%という結果となりました。「改正高年齢者雇用安定法」が今年の4月から施行され、65歳までの段階的な雇用延長が義務付けられましたが、「元気で働けるうちはずっと働く」と回答した人は6割にも上り、労働者の就業意欲は高いことがわかりました。
これを年代性別でみると、「元気で働けるうちはずっと働く」と回答した人は30代女性が最も高く69.2%、次いで40代女性と20代女性が63.1%となっており、同年代の男性と比べると総じて高くなっています。また、「年金が支給されるまで働く」と回答した人は各年代とも総じて男性の割合が高く、年金に対する期待が女性より高いようです。
▼老後の生活設計について
「考えたことはあるが、まだ準備はしていない」が8割弱
▼自分の退職の時期について
「元気で働けるうちはずっと働く」と回答した人が6割
▼自分が考える退職年齢
退職年齢の平均は63.5歳。 「元気で働けるうちはずっと働く」と回答した人の平均は65.8歳〜
▼退職年齢まで働くと考える理由
「年金だけでは生活できないだろうから」が52.6%と過半数
▼退職年齢以降働かないと考える理由
「体力の限界だろうから」が49.9%
▼老後の生活を豊かにするために行政に対して期待すること
年金に関する回答が過半数
▼老後の生活を豊かにするために企業に対して期待すること
高齢者の雇用の確保に関する回答が半数近い
▼[参考]フリーアンサー
・行政に期待すること
・企業に期待すること
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