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【企業に聞く】人が活きる組織

株式会社CRAZY/社員の健康を最重視 ユニークな制度で革新的な組織作りを実践

やる気を引き出す仕組みや教育制度などの人事施策、働きやすい職場環境の実現など、人に関する企業事例を紹介します。(2018年10月24日)

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ホームページ/ https://www.crazy.co.jp/

 

 

 株式会社CRAZYは、個人向けにフルオーダーメイドの結婚式をプロデュースしている企業だ。2019年2月、東京・表参道に「IWAI」という新ブランドの自社式場のオープンを予定している。1,000組を超えるウェディングプロデュースの経験から、ゲストセンタードの概念から生まれた新しい形の結婚式をカップルへ提供する。

 

 そんな同社では、“世界で最も人生を祝う企業”というビジョンを掲げ、“人間性と生産性を融合したHuman Business Company”を目指してユニークな企業風土づくりを実践。2018年版の「働きがいのある会社」ランキングの小規模部門で7位、同女性ランキングの小規模部門で3位に選出されている。同社の組織づくりのポイントについて、HR Team カルチャーオフィサーの小守由希子さんに話を伺った。

 

 

―まず、企業運営の軸となるビジョンからご説明ください。

 

 ビジョンは、“世界で最も人生を祝う企業〜私たちは、誰よりもあなたを知り、あなたを祝う。すべての人が人生を愛せる世界をつくるために〜”というもので、この7月に刷新をしました。それまでは“Style for Earth〜地球が喜ぶ仕事”というものでしたが、社員が増えるとともに、この広い概念では目の前の仕事にひもづけることが難しくなるという懸念が生じたのです。そこで、co-vision sessionという会を設け、代表が全社員の個人のビジョンを聞く機会を作り、それを統合して新しいビジョンを生み出しました。これにより、社員が自分の人生と組織を重ねやすくなりました。

 

 私たちは、ウェディングを提供している会社ですので、お客さまの幸せな人生を“お祝いする”ことが仕事です。しかし、社員自身が人生を豊かに生きていなければ、お客さまの人生をお祝いすることは難しいでしょう。ですから、“誰よりもあなたを知り、あなたを祝う”ということは、目の前の社員一人ひとりにも向けているのです。

 

 つまり、ビジネスだけでなく、社員の幸せも車の両輪として回すことで、真の価値を生み出していこうという思いが込められています。もちろん企業ですから、事業の拡大も追求します。ですが、利益を追うことが目的というよりも、人の幸せをお祝いする文化を広げていく中で、結果として利益を出していくという順番を忘れないようにしています。

 

 

HR Teamカルチャーオフィサー 小守由希子さん

 

 

―ビジネスであるウェディングのプロデュースにおいて、“世界で最も人生を祝う業”というビジョンは、サービスにどのように反映されているのでしょうか?

 

 一般の結婚式ではドレスや食事、花、演出などがパッケージ化され、新郎新婦は予算に応じて選ぶ形式だと思います。ですが、私たちはまず、お二人が「どんな考え方や価値観を持ち、どんな人生を歩んでこられたか」を伺うことから始めます。それによって、結婚式でどんなメッセージを紡ぎ出すかが全く変わるからです。私たちがプロデュースするウェディングは、新郎新婦の人生のすべてを反映させるような、世界に1つだけのコンセプトが軸にあります。

 

 こういったやり方は、自社の組織運営や風土づくりでも実践しています。オフィス1つとっても、メンバーはどんな働き方をしたいのか、どんな雰囲気が好ましいのかを話し合って、“境界線が曖昧なオフィス”という理想の形を紡ぎ出しています。例えば、執務スペースは床をフローリングにして、まるでリビングのようにすることで、仕事とプライベートといった境界線を曖昧にしているのもその事例の一つです。

 

 

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