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人材育成のツボ

「ONE TEAM」ラグビー日本代表にあやかる 一人一人が主役のチームづくり

アイデム人と仕事研究所の研修部門の所員が、日々の業務やお客さまとの対話から感じたことなどをつづります。(2019年11月7日)

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 日本中を熱狂の渦に巻き込んだ、一生に一度とも言われるラグビー・ワールドカップ日本大会が閉幕しました。8強入りを果たした日本代表の大活躍には、多くの人が勇気、感動、元気をもらえたのではないでしょうか。

 

 これまで、日本代表は、ワールドカップに第1回大会から全て出場し、2015年第8回大会までの成績は4勝22敗2分。32年間でたった4勝しかしていませんでした。それが、本大会では、1次リーグで、強敵のアイルランド、スコットランドを破り、4戦全勝。その進化、成長したチームは、いったいどのようにしてつくられたのでしょうか。組織としてスポーツを見たとき、企業組織との単純な比較はできかねますが、敢えて大躍進した日本代表からヒントを得てみたいと思います。

 

 

 

 

「多様性」を「一丸」にする明確なビジョン

 

 3年前、日本代表にジェイミー・ジョセフヘッドコーチが就任し、「ONE TEAM」というテーマを掲げました。日本代表31人中、海外出身者は15人。多様性を尊重しつつ、いかにチーム一丸になれるか。ジェイミー・ジョセフヘッドコーチは、「私たちは全員が日本人ではないが、日本のために戦う。そのためには、互いの価値を認め合うべきだ。家族のようになるのはたやすいことではないが、強豪に勝つためには、固く団結するしかない」とチームが一丸になる重要性を説いています。

 

 様々なルーツをもつ「多国籍」メンバーが、日本代表の誇りをもって戦うためには、メンバー全員がベクトルを合わせて、エネルギーを注げることができる明確なビジョンは必須です。ビジョンという言葉自体は、もはや新鮮味はありませんが、チームの未来像、全体像をイメージできる、本当に磨かれた強靭な言葉は、メンバーの拠って立つ基盤となりブレずに行動するのに役立つはずです。

 

 もし組織、チームにビジョンがあって、その言葉にメンバーが響かず、行動に結びつかないものだとしたら、それは単なるお題目に過ぎないでしょう。企業でも多様な働き方を尊重しつつ、あるべき姿に向かって全社一丸で邁進できる明確なビジョンは必要ではないでしょうか。

 

 

 

一人一人がリーダーシップを発揮する「セルフマネジメント・チーム」

 

 次に、強いチームになる条件として、ジェイミー・ジョセフヘッドコーチは次のように語っています。

 

「最も重要なことは、一人一人が的確な判断を下せるかだ」
「グランドに立つのは選手であって、コーチではない。試合中にリーダーシップを発揮して正しい判断をすべきなのはコーチではなく選手だ」
「世界の強豪に勝つためには、リスクをとらなければならない。日本の選手は、何かに挑戦する事に対して消極的だ。しかし、私に言わせればミスを恐れることこそがミスなんだ」

 

 コーチ、一人のキャプテンに頼らずに、自分で状況を判断し、行動してこそ強豪に勝てるチームになる。そこにミスは付きものですが、ミスを恐れていては、進化、成長はないでしょう。今回のワールドカップでイングランドのヘッドコーチを務めたエディ・ジョーンズは、4年前に日本代表を率いていました。その当時の日本代表は戦術面で禁止事項が多い、愚直なラグビーを目指していました。エディ・ジョーンズによってしっかり管理、統制されたチームでした。

 

 そのチームは「世紀の番狂わせ」と呼ばれる歴史的な勝利をあげながらも、決勝トーナメント進出を逃しました。次のステージに行くためには、「管理型チーム」を更に進化させ、強豪国と同様な一人ひとりがリーダーシップを発揮し、状況に応じて最適な判断ができる「セルフマネジメント・チーム」になる必要があったのでしょう。

 

>>>次ページにつづく

 

 


 

 

●文/波多野雅彦(はたの まさひこ)
株式会社アイデム 東日本事業本部 キャリア開発支援チーム/教育・研修企画担当/キャリアコンサルタント(国家資格)
大学卒業後、大手ゼネコンにて国内外建設プロジェクトの施工管理に従事。経営学修士号取得後、経営コンサルティング会社にて経営体質改善・人材育成支援業務に携わる。現在、キャリア開発支援チームにて、教育・研修を通してお客様が目指す会社づくり、人づくりにお役に立てることを目指して日々業務に取り組んでいる。

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