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やる気を引き出す仕組みや教育制度などの人事施策、働きやすい職場環境の実現など、人に関する企業事例を紹介します。(2020年1月30日)
ホームページ/ https://tryfunds.co.jp/
株式会社Tryfundsは「挑戦をカルチャーに。」というビジョンを掲げ、クライアントの経営課題解決や事業創出・再生を支援する事業開発会社である。その手段として投資やM&Aアドバイザリー、経営人材支援、マーケティング支援、海外進出支援などに取り組んでいる。そんな同社の組織づくりについて、代表取締役CEOの丹野裕介さん、経営管理部長の平田英司さん、人事部採用担当の太田鮎美さんに話を伺った。
―まず、組織構成の状況からお教えください。
平田さん:設立から丸7年が過ぎた2020年1月の時点で60名ほどの組織に成長しています。メンバー構成は学生インターン、60〜70代のシニア、ママ・パパ社員など多様性に富んでいます。働き方も時短やテレワーカー、業務委託、顧問契約などさまざま。雇用関係というよりも、ビジョンやミッションに共感する人々が『面白そうなことをやっている』と集まっている、コミュニティに近い雰囲気があります。
左から太田鮎美さん、丹野裕介さん、平田英司さん
―組織運営の基軸に置いていることとは?
丹野さん:当社の結集軸は“事業開発”という仕事の面白さにあると思います。そもそもがクライアントの海外進出という一種の事業開発支援を手がけることからスタートし、現在まで新規事業創出や事業再生支援に取り組んできました。
うまく回らなくなった既存事業の再生に入るケースが多くありますが、そういった会社の社員は仕事を面白いとは感じていないと思います。「仕事が面白くない、会社が楽しくない」というところから、負のスパイラルが始まると思います。職場の人間関係や上司に不満を感じていても、仕事そのものが面白ければ本気になれると思うからです。ですから、最重視しているのは「いかに面白い仕事をするか」ということに尽きます。仕事の面白さに引きつけられている組織は、明るさが違います。
―仕事を面白くするために、どういったことに取り組んでいるのでしょうか?
丹野さん:メンバーがやりたいような案件を選別しています。クライアントの社内に「チャレンジしたい」という火種が少しでも残っているかどうか、がその境目です。仕事を受ける際には対症療法的な再生ではなく、担当役員や人事・給与制度、場合によっては社名まで変更するドラスティックな再生を迫ることも少なくありません。コンサルタントとして選択できるオプションの幅が広がるほど、事業開発・再生の可能性も広がるからです。こうした環境をつくることで、メンバーが思う存分活躍できるのです。
一般的には、事業に関わる者は自ら収益を上げ、それによって報酬を上げることがリテンションにつながると思います。当社の場合は、収益を上げることができたら、次はより大きな案件にチャレンジし、より大きな収益を得るベクトルそのものがリテンションにつながるというイメージです。もちろん報酬も上がりますが、“仕事の報酬は、より面白い仕事”という構図があるといえます。
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・仕事を面白くするために取り組んでいること
・組織運営の指針
・「LEADERSHIP」を浸透させるための具体策
・採用において工夫していること
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