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アイデムの人材育成・研修部門の担当者が、日々の業務やお客さまとの対話から感じたことなどをつづります。(2020年2月13日)
キャリアとは?
キャリアがつく言葉と言ったら、何を思い浮かべますか? キャリアアップ、キャリアプラン、キャリアデザイン、キャリアパス、キャリアチェンジ、セカンドキャリア、ライフキャリア、ノンキャリア、キャリア支援センター…など、様々なものがあります。
また、キャリアコンサルタント領域では、キャリアアンカー、ライフ・キャリアレインボー、キャリアサバイバルなど…仕事や生活、人生に関わる言葉が多くあり、様々な場面で使われています。
上記からわかるように、多様な意味でキャリアという言葉が使われていますが、語源はラテン語の「carrus」とされており、轍という意味です。キャリアとは自らの仕事や学び、生活の経験の積み重ねのことだと捉えられます。
今、求められる『プロティアンキャリア』
そして人生100年時代と言われる今、目まぐるしく変わるビジネス環境の中で、変化に応じて自分自身も変化させていく、柔軟なキャリア形成である『プロティアンキャリア』が求められています。
「プロティアン」はギリシア神話に出てくる、思いのままに姿を変えられる神プロテウスが語源で、「変幻自在な」と訳されます。組織に用意されたコースのステップアップではなく、個人が変化に応じて自己実現をしていくことを重要視しています。
変化が常の社会状況におけるキャリア形成として、『プロティアンキャリア』が注目されていますが、企業は社員のキャリアに対して、どんなサポートができるでしょうか。「会社でやりたいことがわからない」「日々の業務が忙しくてキャリアなんて考えられない」などのジレンマを抱える社員がいたり、若手が定着せずに辞めてしまうなどのお悩みを抱える企業は少なくないのではないかと思います。
今回は、若手社員へのキャリア教育について、これまでの研修で感じたことをもとにご紹介させていただきます。
若手社員へのキャリア教育とは
キャリア教育の目的は上記で述べたように、変化の多いビジネス環境で、一人一人が変化に対応して「いかに自己実現をしていくか」ということにあります。さらに、企業視点に立って若手社員に対するキャリア教育の目的を整理すると、下記が挙げられます。
・組織内で求められる役割と自分が望むキャリアの整理
・日々の業務が、自分の望むキャリアにどのように繋がるかの道筋確認
・自分の業務を見つめ直し、現状の改善点の解消
・今、身に着けるべきスキルの理解
・なりたい自分像の理解によるモチベーション向上 など
日々の業務から将来に視点を切り替え、社内でどのようにキャリア形成をするかを考えることで、今の仕事、これからの仕事について整理ができます。
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●文/鈴木優子(すずき ゆうこ)
株式会社アイデム 東日本事業本部 キャリア開発支援チーム/教育・研修企画担当、キャリアコンサルタント(国家資格)
大学卒業後、団体職員を経て、2018年に株式会社アイデム入社。賃金に関する調査、社内啓発向け労働関連資料の作成業務を経て、現在は、お客様の人材開発のお役に立てるよう研修の企画・提案・運営を行っている。
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