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シゴトの風景

第99回「パワハラ部長と直接対決!」

働く個人にこれまでのキャリアや仕事観を聞き、企業が人を雇用する上で考えなければならないことを探ります。(2020年6月11日)

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「“こんなこともできないの?”“本当にバカだ!”と日々言われ続けていると、楽天家の私でもさすがにキツくなっていきました」
 IT企業の総務部門で働く佐藤恵理子さん(仮名・41歳)は入社して3カ月が過ぎたころから、部長のパワハラに悩まされていた。

 

「最初のうちは暴言を吐かれるだけだったのですが、次第にエスカレート。例えば、仕事で他部署との行き違いがあった旨を報告した際に、最後まで話を聞かずに頭ごなしに責められる機会が増えていきました」

 

 自称「おバカキャラ」の佐藤さんは、入社後すぐ職場に打ち解け、1カ月足らずで同じ仕事をするチームの中心的存在に。パワハラの標的にされた理由が、まったく分からないという。
「こんなことで気持ちを乱されると、仕事でパフォーマンスが低下してしまう。そう考えて、次第に部長と距離を置くようになっていきました」

 

 

 

 

 佐藤さんが部長からパワハラを受けていることは、もちろん一緒に働く仲間たちも知っていた。リアクションはさまざまだったという。
「リーダー格の先輩は止めに入るのではなく、部長に便乗して私をからかうようになりました。もちろん、そんな人ばかりではありません。“なんかひどくない? 大丈夫?”と気遣ってくれた人もいましたし、“佐藤さんが好きだからイジってるんだよ。気にしない方がいいよ”と慰めてくれた人もいました」

 

 愚痴を聞いて共感してくれる仲間がいたから、パワハラに負けず平常心で頑張れていたという佐藤さん。ところが入社から4カ月が過ぎたころに、我慢の限界を超える出来事が起こった。

 

「部署全体でシステムの入れ替えを行った際、私だけパソコンの設定がうまくできなかったんです。その様子を見た部長とリーダー格の先輩が“いちおうIT企業なんだけど”“みんなできたんだからできないわけがない”などと嫌みを言ってきて。困っている私に手を差しのべることもないまま、1時間もネチネチ言われ続けて、さすがにもう黙っていられないと思いました」

 

 佐藤さんはさっそくその日、みんなが帰った後に「すみません、話があるんですけど」と部長を呼び出した。

 

「これまで言われて嫌だった発言、理不尽な発言を並べ、部長としてはイジっているつもりだろうが不愉快であることを伝えました。同時に、部長との信頼関係はまだできあがっていないこと、イジりイジられのコミュニケーションはかなり高度で立場がフラットでない限りやってはいけないことを説明。さらに、今後改善されないようだったら、しかるべき場所に相談させてもらうとも言いました」

 

 

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