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社内コミュニケーションは、人の定着や生産性向上の土台となるものです。コミュニケーションの醸成や活性化させるための考え方や手法について解説します。(2020年6月25日)
1人で抱えすぎていませんか?
プレーヤーからリーダーに昇格したばかりの人や、責任感の強い真面目なタイプのリーダーは、チームの運営を自分1人でやろうとしてしまいがちです。仮にメンバーが10人いるチームだとすると、10人全員と密にコミュニケーションをとって、マネジメントしていこうとしがちです。
しかし、これではパンクしてしまいます。そもそも一般にリーダーが1人で管理できる部下の人数は、せいぜい7人くらいまでといわれています。私自身の実感としてもそれくらいが限界でした。そこで7人以上の部下を率いるリーダーの場合、自分を補佐してくれるナンバー2の部下が必要になります。
7人以下のチームであっても、ナンバー2の役割を果たしてくれる部下がいたほうがいいと思います。リーダーになったら、ぜひともやるべきことは、自分を補佐してくれるナンバー2の部下を作ることです。
自分を助けてくれるナンバー2の部下を作る
例えば、若手のメンバーが仕事で分からないことにぶつかったときに、リーダーに聞くよりも同じプレーヤーの立場にあるナンバー2のほうが聞きやすかったりします。場合によってはナンバー2のほうが、リーダーが気づけない、現場目線に立った答えを返せるかもしれません。
現時点で、ナンバー2の役割を果たせる部下がいなければ、育てる必要があります。「金を残すのは三流、名を残すのは二流、人を残すのは一流」という言葉があります。「人を残す」とは、後継者を作ることです。リーダーは、いつまでも今のポジションでいるとは限りません。昇格してさらに上のポジションになるかもしれませんし、別の部署に異動になるかもしれません。
「立つ鳥跡を濁さず」ではないですが、リーダーは、自分がチームを率いていたときは業績がトップだったが、自分が昇格して抜けたとたんに業績が落ちてしまったなどということにしてはなりません。あるいは、何らかの事情でリーダーが不在になったときでも、スムーズにチームを運営する必要があります。ですから、しっかりしたナンバー2を育成する必要があるのです。
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●文/吉田幸弘(よしだ ゆきひろ)
コミュニケーションデザイナー・人財育成コンサルタント・上司向けコーチ。
経営者・中間管理職の方向けに人材育成、チームビルディング、売上げ改善の方法をコーチングの手法を使ってコンサルティング活動を行なっている。16年間のBtoB営業で2万人への対面プレゼン経験および11年間の管理職経験で累計100人の部下を育成した経験をもとに「営業力アップセミナー」「褒め方・叱り方・伝え方をベースにしたコミュニケーションセミナー」「モチベーションアップセミナー」も開催。著書に『仕事が早く終わる人、終わらない人の習慣』(あさ出版)、『部下に9割任せる!』(フォレスト出版)、『リーダーの「やってはいけない」』(PHP研究所)など多数。
http://yukihiro-yoshida.com/
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