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労働関連のトレンド用語を解説します。(2020年7月16日)
VUCAとは、Volatility(変動性)、Uncertainty(不確実性)、Complexity(複雑性)、Ambiguity(曖昧性)の頭文字を取った造語です。現代の、変化が激しく、不確実な世界情勢を表した言葉です。
元々は1990年代に生まれた米国の軍事用語ですが、2010年代、経営・マネジメントの文脈で使われるようになりました。そして2016年、世界経済フォーラム(ダボス会議)で頻出し、一般的に知られるようになりました。
4つの頭文字を会社経営にあてはめると
・Volatility(変動性:テクノロジーがかつてないスピードで進化しているため、市場が短期間で変わる)
・Uncertainty(不確実性:1つの事業が軌道に乗っても、数年後にどうなっているか分からない)
・Complexity(複雑性:問題に対処しようとしても、さまざまな事情や条件が絡んでいて、すぐに解決できない)
・Ambiguity(曖昧性:物事の因果関係がはっきりせず、前例がない)
ということが言えます。
現在進行中の新型コロナ問題をはじめ、自然災害やテロなど、世界にはこれまで想像もしなかった問題や出来事があふれています。そうした状況を踏まえ、さまざまな事態を想定し、そのための準備をしていくことが、これからの企業には求められています。
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