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近年、注目されているデジタルトランスフォーメーション(DX)について、言葉の定義から企業としての取り組み方まで、わかりやすく解説します。(2021年5月6日)
前回(第1回)は、デジタルトランスフォーメーション(DX)の定義をお伝えしました。このバズワード(はやり言葉)に振り回されるのではなく、(1)顧客に対する価値提供、(2)働き方・組織の変革、こそが本質であるとお伝えしました。IT活用・DXはあくまでも手段です。
中小企業こそITを活用すべき理由
とはいえ、中小企業こそIT活用・DXが求められるのも事実です。人やお金といった資源が限られているため、IT活用から得られる効果を無視するわけにはいきません。その効果とは、以下の3つです。
<人・組織>
労働人口が減り続けるなか、優秀な人材の確保は、企業にとって死活問題です。実際にいくつもの企業を拝見していると、採用・育成がうまくいく組織と、そうでない組織にはっきりと二極化しつつあります。理由は在宅勤務(リモートワーク)など、多様な働き方に対応できているかどうかです。私のお客さまでは、他の条件は一切変えずに、勤務条件を完全在宅勤務にしただけで全国から100名以上の募集があった企業もありました。
また、あらゆる環境が目まぐるしく変化し、予測できない時代になりました。意思決定を迅速化し、柔軟に変化できる組織に変わる必要があります。そのためには情報を組織内でオープンにすることが大事ですが、その基盤となるのがITツールです。
<事業>
事業の面から見ますと、顧客のニーズをとらえてビジネスそのものを変化させる必要があります。最も分かりやすい例は、新型コロナウイルス以降、急増しているオンラインを活用した取引(EC:電子商取引)です。
また、地震、台風、そして新型コロナウイルスなどへの事業継続性を高めるためにも、ITが有効であることがようやく認識されてきました。
<生産性>
最後に生産性向上のためです。人材が限られている中小企業こそ、付加価値を生まない業務に人手を割いている場合ではありません。ITを活用して自動化・効率化する。人は付加価値を生むための仕事に注力する。
また、データを活用することによって、ビジネスの状態を可視化することも重要になります。
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●文/渋屋隆一(しぶや りゅういち)
中小企業診断士、情報処理技術者。
大学卒業後、IT企業にてエンジニア・商品企画を担当。2015年独立。ITとデータを活用した「売れ続ける仕組みづくり」「業務改善」「働き方改革」を得意としている。コンサルティングや研修・セミナーを通じて、中小企業の経営支援を行う。著書に『コレ1枚でわかる最新ITトレンド』(技術評論社)、『社長はデータをこう活かせ!』(日本実業出版社)など。
Webサイト: https://100athlon.com
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