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マチガイだらけの社員教育

【事例】若手社員の定着と成長をサポート

社員教育を行うときに考えておきたいことや注意したいこと、心に留めておきたいことなどをお伝えします。(2021年7月21日)

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若手社員向けの研修の目的は2つ

 

 システムの開発や管理などを行っている企業から、新卒入社2年目の方を対象にした研修の依頼がありました。受講対象者は5人で、昼休憩を挟んで6時間の1日研修です。5人は配属でばらばらになり、オフィシャルな場で一堂に会するのは、入社時に行われた新入社員研修以来とのこと。先方の担当者からは、「5人がコミュニケーションをとりながら、進めていけるようにしてほしい」というオーダーがありました。

 

 若手社員向けの研修は、大きく分けて2つ目的があります。1つは成長のサポートです。与えられた業務をこなすだけでなく、主体的に仕事に取り組むときに必要な能力やマインドなどを学んでもらいます。

 

 もう1つは離職防止です。七五三現象という言葉があります。入社3年以内に離職する割合が、概ね中卒7割、高卒5割、大卒3割になることから名付けられたものです。これを防ぐため、仕事や対人関係の悩みを解決するスキルを学んでもらったり、同期社員と研修を受けてもらうことで交流を促進し、セーフティーネットの醸成につなげます。

 

 

 

 当初、入社2年目ということで、会社の戦力へとステップアップできるようにコミュニケーションや目標設定のスキル、ロジカルシンキングなどを学べる内容を考えていました。ですが、受講する5人にヒアリングをした結果、若手リーダーに必要なスキルを学べる内容に変更することになりました。入社1年が過ぎ、社内の人に仕事をお願いしたり、外部の人に指示を出す機会が増えていくことが想定されたからです。

 

 

実際に行った研修カリキュラム

 

 研修のカリキュラムを考える上でベースにしたのは、当社で行っているFITT式研修です。FITT式研修とは、グループワークやゲームを取り入れ、研修を通じて自ら「体験」して「気付き」を得て、「理論」を学び、職場での「実践」につなげていくプログラムです。下記にあげる4ポイントの頭文字を合わせた造語です。

 

・Feel(体験)
問題意識や課題を自分事として捉えてもらうため、グループワークやビジネスゲームを取り入れます。

 

・Idea(気付き)
「体験」を通して、課題解決のポイントを探ります。また、講師や受講者同士のコミュニケーションで、「気付き」を引き出していきます。

 

・Theory(理論)
「気付き」を言語化し、講師が「理論」をもってレクチャーします。

 

・Training(実践)
学んだことを、職場で実践していただくことを想定しています。

 

 実際の研修では、冒頭で受講者に「今の自分とこれからの自分に必要なことは何か?」を問いかけ、テーマに掲げた『協働』という概念を共有しました。協働とは、周囲の人たちと協力しながら仕事を進めていくことを指します。上司や後輩、同僚、取引先の担当者など、さまざまな人たちと協力していかなければ、仕事の成果を出すことはできません。

 

 その後は、協働に必要なことについて、ゲームやディスカッションなどを通して学べるカリキュラムを組みました。
 まず、周囲の人たちと力を合わせていくための前提となる「視座を高めること」の重要性を、ゲームで体感していただきました。周囲を俯瞰できなければ、人と協力して仕事を進めていくことはできません。また、自分の役割は知るには、自分を俯瞰する必要があります。

 

 次に、協働に必要な4つのスキル(話を聴く力・認める力・情報共有する力・指導する力)について、学んでいただきました。
 人と関わりながら仕事をしていると、ストレスが生じることもあります。その対処法として、アンガーマネジメントもお伝えしました。アンガーマネジメントとは怒りなどのマイナスの感情をコントロールすることで、近年マスコミでも注目を集めています。

 

 最後に締めくくりとして、フォロワーシップをお伝えして終了しました。フォロワーシップとは、リーダーやメンバーを支援することです。協働を実現するには、自分も周囲の人たちの力になれるように行動していかなければなりません。

 

 

>>>次ページにつづく

 


【談】柴田瑛一(しばた えいいち)
株式会社アイデム 東日本事業本部 キャリア開発支援チーム/教育・研修企画担当

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