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人材育成のツボ

報連相はセットで教えるべきなのか〜人材教育の「言葉」の大切さ〜

アイデムの人材育成・研修部門の担当者が、日々の業務やお客さまとの対話から感じたことなどをつづります。(2022年3月22日)

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 お客様企業の人材教育を担当して、研修カリキュラムやテキストを作成する際に、常に考えていることがあります。「何を持ち返っていただく必要があるのか?」、そのために「どのような流れで伝えたら頭の整理がしやすいか?」、そして「どのような事例を伝えたら、職場で実践するイメージがつくか?」ということです。

 

 研修で実施したことをお客様の職場でいかに実践していただけるか、ヒントや方法をお持ち帰りいただけるように、時に苦しみながら、より良い内容を考えています。今回は人材教育での「言葉」の大切さについて、考えたことや感じたことをお伝えしていきます。

 

 

 

 

(1)報告・連絡・相談、新人に事例を交えて説明できますか?

 

 古くから欠かせないビジネスコミュニケーションの「報告・連絡・相談」のセットについて、疑問に感じることがあります。それぞれの単語の意味は、下記の通りです。

 

・報告:指示命令に対して、進捗や結果を伝えること
・連絡:部下上司関係なく、必要な情報を共有すること
・相談:問題や判断に迷う場合に、他者の意見や助言をもらうこと

 

 しかし、職場の事例で考えた時に、この流れで進むことは多くないように感じます(相談→連絡→報告を推奨する という話もあったりします)。例えば、新人が「金曜日に〇〇様のところに挨拶に行こう! 名刺とパンフレットを用意しておいて」と先輩に言われた時のビジネスコミュニケーションについて考えてみます。

 

<先輩から指示を受けたとき>
新人「かしこまりました。15日の金曜日、〇〇様にご挨拶ですね。パンフレットは何部必要でしょうか?」

 

<先輩に相談をする>
新人「〇〇様の情報を調べてみました。他に〜の資料もお渡しできればと考えたのですが、お持ちしますか?」

 

<先輩に報告をする>
新人「〇〇様へのご挨拶の件、名刺とパンフレット3部、〇〇の資料3部の用意ができました。当日はよろしくお願いいたします!」

 

 職場での「連絡」を考えると、個人的には、「人材育成についてこんな興味深い記事がありましたよ」とか、「会議の場所が変更になりました」といったイメージです。そうなると、「報連相」という言葉があるからセットで伝えるのか、上記のように職場で指示を受けた場合をイメージして伝えるべきか、と考える必要があります。

 

 

>>>次ページにつづく

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につづく

 


●文/高橋脩子(たかはし しゅうこ)
株式会社アイデム 東日本事業本部 キャリア開発支援チーム/教育・研修企画担当、キャリアコンサルタント(国家資格)
団体職員として業務研修や経営者組織の運営に携わり、2018年に株式会社アイデムに入社。キャリアコンサルタントとしての傾聴力を生かし、顧客のニーズに沿ったコミュニケーション研修やビジネスマナー研修などを企画。学生向けや社内の研修で、講師としても登壇。仕事で生かせる研修の実施を意識して、企画提案を行っている。

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