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働く個人にこれまでのキャリアや仕事観を聞き、企業が人を雇用する上で考えなければならないことを探ります。(2022年5月10日)
「社内恋愛はもうこりごり。二度とやりたくないです。だから、職場に好みのタイプの新人が入ってきても、昔みたいにアプローチすることはありません」
そう語るフリーターの新坂正人さん(32歳)は、元大手広告会社の営業担当。端正なルックスと愛嬌のある受け答えで、多くのクライアントのハートをつかんできた。新人時代から好成績をキープし続け、20代半ばで課長に昇進。職場で出会った制作ディレクターとの恋愛も順調で、今振り返ればこのころが人生のピークだったという。
社内恋愛を敬遠する人も多い中、まったく抵抗がなかったという新坂さん。入社3年目のとき、自分が受注した案件の制作ディレクターだった先輩女性と恋に落ちる。
「クライアントからのダメ出しに対して、一緒に悩んだりグチを言い合ったりするうちに、だんだん距離が縮まっていったんです。その案件の打ち上げの帰りに、『2人でもう1軒行きませんか?』と誘って、そのまま付き合うことになりました」
社内恋愛をスタートさせるにあたって、新坂さんたちは会社の人には内緒にしておこうというルールを決めた。同僚や上司から冷やかされるのが、面倒くさいと考えたからだという。
「ところが不思議なもので、自分たちは隠しているつもりでも、社内恋愛は周囲にすぐバレるみたいで…。付き合ってすぐ、『もしかしてデキてる?』と社内で噂になってしまいました。今思えば、アイコンタクトばっかりしていたので、気づかれて当然ですよね」
新坂さんにとって制作チームに恋人がいることは、仕事上でも大きなメリットになっていた。対立しがちな制作側の気持ちが理解しやくなっただけでなく、ディレクターたちの性格や強みを教えてもらうことができ、案件を割り振る際の大きなヒントになったという。
「自分に対するディレクターたちからの評価を、教えてもらえたのもメリット。周囲に付き合っているのを隠していたので、『アイツはクライアントの言いなりになりすぎ』などという僕への陰口を、彼女が聞いてしまうシーンがあるんです。あえてそれを教えてもらい、改善を繰り返すことで信頼を得ることができ、制作部門との関係がより良好になりました」
秘密を共有しているという状況がほどよいスパイスとなり、飽きっぽくて浮気性だった新坂さんの恋愛は1年が過ぎても順調だった。ところが、営業アシスタントとしてタイプの新人が入社してきたことで、状況が一変する。
「ありがちな話なのですが、職場で三角関係に陥ってしまったんです。しかも、それが彼女にバレて大変なことに。最終的には、僕と付き合っていることを周囲に打ち明けてグチりまくったようで、制作部門のメンバーから総スカンを食らいました。もちろん、二股をかけていたことを浮気相手にも知られてしまい、職場で泣かれる始末。上司にも三角関係のことをとがめられ、居づらくなって会社を辞めました」
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