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労働ニュースに思うこと

転職者300万人台に回復、若手は労働市場にあふれているか?

個人の働き方や企業の人事労務、行政の労働施策など、労働に関するニュースを取り上げ、課題の解説や考察、所感などをつづります。(2023年5月11日)

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転職者は35歳以下の若年層が最も多い

 採用募集に関して「若手が欲しいが、なかなか応募者が来ない」というお悩みを抱えた方は多いのではないでしょうか。





 実は転職者で最も多い年齢層は35歳以下の若者なのです。「2022年労働力調査(詳細集計)」によると、2022年の転職者数は303万人。コロナ禍の影響で2021年には290万人まで低下していましたが、300万人台まで回復してきました。過去4年をさかのぼって、年齢別に転職者数をグラフ化すると下図のようになります。





 2022年では、25〜34歳の転職者数が75万人で最も多く、35〜44歳が56万人と2位以下を大きく引き離しています。この傾向は以前から続いているのです。


現在働いている人(就業者)で、転職を考えている若手は2割以上

 転職を考えている人の割合(転職希望者/(転職希望者+非転職希望者))でも、25〜34歳が22.7%と断トツ。しかも、その割合は年々増え続けています。





 いわば転職予備軍は日々増強中で、「転職したい」と思っている就業者は意外に多いものです。
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につづく


●文/岸川宏(きしかわ ひろし)
株式会社アイデム 東日本事業本部 マネージャー(キャリア開発支援チーム/データリサーチチーム)、社会保険労務士
大学卒業後、リゾート開発関連会社へ入社。飲食店部門での店舗運営を経験後、社会保険労務士資格を取得。社会保険労務士事務所にて、主に中堅・小規模企業の労務相談、社会保険関連手続きに従事した。1999年、株式会社アイデムに入社。賃金データの調査分析、労使関係に関する意識調査等、労働環境の実態に迫る情報提供に従事。採用時だけではなく、採用後の人材の定着、育成、戦力化と、人的戦力確保のための環境づくりに資する総合的な情報の提供に努めている。
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