「人材の活用」「従業員の教育」「人事制度」等について、事例満載の記事や専門知識が深まるコラム等を展開。自社の活性化や雇用管理のヒントに!

「経営者やパート従業員の意識」等について、さまざまなデータを作成。労働市場の現状が分かります。

*一部記事の閲覧および機能をご利用いただくには、会員登録(無料)が必要です。会員登録はこちら

「平均時給 の検索」「時給の平均や動向」等について、データを作成。労働市場の現状が分かります。

*一部記事の閲覧および機能をご利用いただくには、会員登録(無料)が必要です。会員登録はこちら

アイデム人と仕事研究所では、「ビジネスマナーのブラッシュアップ」「新入社員の戦力化」「職種別・階層別の知識・スキルアップ」等につながるセミナーを開催しています。

*一部記事の閲覧および機能をご利用いただくには、会員登録(無料)が必要です。会員登録はこちら

シゴトの風景

第123回「ストレスで眠れない」

働く個人にこれまでのキャリアや仕事観を聞き、企業が人を雇用する上で考えなければならないことを探ります。(2021年8月31日)

< 1 2 >
「最近、夜ベッドに入っても眠れなくなりました。前にもそういうことがあり、これで二度目です。初めて不眠になったときは、まさか自分が眠れなくなるとは想像もしていなかったです」
 ビジネスホテルの運営会社でシステム関連の仕事に就いている安田正明さん(仮名・45歳)はいう。

「最初になったときは2週間くらい様子を見て、改善しないので心療内科に行きました。症状を話したら睡眠薬を出してもらい、飲んだら眠れるようになりました。今回は二度目なので、前のようなとまどいはありません。近いうちに病院に行こうと思っています」
 
 不眠のきっかけは、新しい上司が異動してきたことだ。
「半年ほど前に、人事異動で上司が変わりました。ハラスメントをするような人ではありませんが、指示が行き当たりばったりで、部署全員が振り回されるようになりました。急ぎの要件ではないのに急がせたり、突発的に思いついたことを頼んできたりして、残業が増えていきました」

 同僚の中には、そんな上司を適当にあしらってやり過ごす人もいた。だが、安田さんは上司の言うことを無視できなかった。





「急いでやってほしいと言われれば急ぎますし、突発的な仕事で納期が短くても、引き受けたからにはきちんとやりたいんです。自分でも融通が利かないと思いますが、そういう性分なんでしょうね」
 安田さんは生真面目な性格で、適度に息抜きをしたり、人に頼ったりすることが苦手だった。そして、安田さんは家にいても仕事のことばかり考えるようになり、眠れなくなったという。数年前、初めて不眠になったときも仕事が原因だった。

「そのときは今とは違う部署にいたのですが、あまりにも仕事が多く、精神的に追い詰められていました。難しいお客さんがいて、どうすればいいのか悩んでいたら眠れなくなりました。薬で眠れるようになりましたが、このまま仕事を続けていたらうつになるかもしれないと思いました。退職も考えて会社に相談したら、異動を提案されたんです」

 迷った末、安田さんは会社に残ることを決めた。それが2年ほど前のことで、異動した安田さんの業務は減り、精神的にも落ち着いたという。だが、新しい上司がやってきて状況は変わった。
「今は、以前よりもよくない状況だと思っています。業務量の問題ではなく、人の問題だからです。休職も考えましたが、将来のことを考えると、この会社にはいたくないという気持ちが強いです」
※次ページ以降の閲覧には、会員登録(無料)が必要です
<会員サービスのご案内はコチラ>
につづく


●取材・文/三宅航太
大学卒業後、出版社、編集プロダクション勤務を経て、2004年、株式会社アイデム入社。Webメディア管理グループ所属。同社がWebサイトで発信する「人の戦力化」に関するコンテンツの企画・編集業務に従事する。さまざまな記事の作成や数多くの企業を取材。
< 1 2 >

この記事のキーワード

クリックすることで関連する記事・データを一覧で表示することができます。

一覧ページへ戻る

2ページ目以降をご覧になるには、会員ログインが必要です。
会員登録(無料)がお済みでない方はこちら

会員登録(無料)はこちら

その他のコラム記事を見る

人気記事ランキング

マンガ・ワーママ人事課長キノコさん

[第73回「育休明けで給料ダウン、見合わない社会保険料を下げるには?」]
難しい労働関連の法律や、雇用や働き方に関する社会の動きなどを、親しみやすいマンガで分かりやすく解説します。

伝わる文章の書き方〜報告書からSNSまで〜

[第1回「なぜ文章を書くのが苦手なのか?」]
報告書やメール、SNSでの発信など、ビジネスは文章を書く機会にあふれています。さまざまな目的に合わせて、伝わる文章を書くために必要なことを解説します。

シゴトの風景

[第127回「令和的・飲みにケーション金払い事情」]
働く個人にこれまでのキャリアや仕事観を聞き、企業が人を雇用する上で考えなければならないことを探ります。
注目のコンテンツ

人と仕事研究所Facebook