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人事労務関連ワード辞典

ワークシックバランス

人事労務に関連するワード集です。基礎的なものからトレンドまで、さまざまなワードを解説します。(2024年9月26日)

仕事と病気の両立を示す言葉で、病気を抱えながら働く人が自分らしい働き方ができることを目指す考え方や取り組みを指します。2020年、世界最大級のトータルヘルスケアカンパニー「ジョンソン・エンド・ジョンソン」グループの医薬品部門「ヤンセンファーマ」が提唱しました。

例えば、炎症性腸疾患(主に潰瘍性大腸炎、クローン病)は血便や下痢、発熱など、さまざまな症状があります。腹痛を起こしやすかったり、トイレに行く回数が多くなりがちで、完治が難しく、長期に渡る治療が必要なことも多い慢性疾患です。「ワークシックバランス」は、そのような疾患を抱えた労働者に寄り添い、支援するものです。

近年、医療技術の進歩で、命に関わるさまざまな病気が長く付き合える病気に変わってきています。また、労働人口の高齢化が進む中、病気を抱えながら働く労働者の増加が予測されています。そうした状況下、「ワークシックバランス」は、新たな働き方として注目されています。

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