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人事労務関連ワード辞典

カッツモデル

人事労務に関連するワード集です。基礎的なものからトレンドまで、さまざまなワードを解説します。(2025年12月11日)

カッツモデルとは、役職に応じて求められる3つのスキルを階層ごとに分類したマネジメント能力に関する理論です。1955年にアメリカの経営学者であるロバート・L・カッツ氏によって提唱されたもので、名称は提唱者に由来しています。カッツモデルには3つのスキルがあり、コンセプチュアルスキル、ヒューマンスキル、テクニカルスキルと言います。

 
・テクニカルスキル(業務遂行能力)
業務を円滑に遂行するために必要な基本的なスキル。特に現場で業務を管理する係長や主任、チームリーダーなどのロワーマネジメント層(下級管理者)に求められます。
<例>ビジネスマナーやPCスキル、商品知識など
 
・ヒューマンスキル(対人関係能力)
良好な人間関係を構築し、円滑なコミュニケーションを行うためのスキル。特に上と下の役職の橋渡し役となるミドルマネジメント層(中間管理職)に求められます。
<例>交渉力やコミュニケーション能力、リーダーシップ力など
 
・コンセプチュアルスキル(概念化能力)
物事を論理的に考え、判断するスキル。特に組織全体の戦略立案や意思決定を行うトップマネジメント層(経営者層)に求められます。
<例>論理的思考、水平思考、批判的思考など
 

カッツモデルの活用による企業のメリットは3つ挙げられます。

 
➀公正な人事評価制度の構築
階層ごとに必要なスキルが明確になっているので、企業は従業員がそのスキルを「習得したかどうか?」を客観的に把握できます。カッツモデルを活用すれば、評価制度をつくることができます。公正な評価は、昇進や異動などの納得性を高めます。
 
��効果的な人材育成の実施
スキルの可視化で、企業は自社の従業員には「何が足りないのか?」を知ることができます。足りないスキルを補うために指導をしたり、研修を企画したりするなど、自社の人材育成に役立てることができます。
 
��採用戦略の策定
企業が目的を達成するためには、「どのようなスキルを持った人が必要なのか?」を明確にする必要があります。カッツモデルは各階層で求められるスキルを明確にしているので、要因計画を立てるときに応用できます。例えば、自社で「どのスキルを持っている人が足りないのか?」を洗い出し、必要な人材像を明確にできます。

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