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人材育成のツボ

報告をしない部下の心の中

アイデム人と仕事研究所の研修部門の所員が、日々の業務やお客さまとの対話から感じたことなどをつづります。

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 新入社員、若手社員研修のカリキュラムに欠かせないのが「報告・連絡・相談」です。それだけ重要ということですね。中でも上司をやきもきさせるのが「報告」。「聞かないと報告をしない」「肝心なことを報告しない」との声をよくききます。
 報告とは一般的に「部下が指示・命令を受けた上司に対して経過や結果を伝えること。経過報告は一度とは限らず必要に応じて行う」とされています。

 さらに「上司から指示・命令を受けた事柄以外でも、必要と感じたときは上司に伝えること」を付け加えたいと思います。
 報告と言えば、幼いころ留守番をしたときのことを思い出しました。そんな日に限って、電話がかかってきたり来客があったりしたものです。親が帰ってきたら留守中にあったことを漏らさずに話そうとしました。正確に伝えることで親に認めてもらおうと子供ながらに考えたのではないかと記憶しています。

 「報・連・相」という言葉は知らなくてもその行為は、幼いころから誰もが何らかの形で経験してきました。よって、社会人になって初めてのことでもないと思うのですが職場では中々うまくいきません。今回は「部下はなぜ報告をしないのか?」「それはどうしてか?」「どうすればよいのか?」についてまとめてみました。




なぜ報告をしないのか?


 「報告」という行動に至るには動機の存在があるように思います。


・上司、先輩が心配しているであろう。早く報告をして安心をさせたい!

・このままにしておくと大きな問題になりそうだ。早く上司に状況を報告しないと!
・自分を信頼して仕事を任せてくれた。御礼を早く言いたい! など

 このような気持ちがあれば、自然と報告を行うのではないでしょうか。「相手の立場を理解」「感謝・御礼の気持ち」「責任感」「信頼を得る」など行動にかられるものがないことが、報告をしない大きな要因と考えます。


 ある著名な方の講演で、「それ、私の仕事ではない」「それ、聞いていない」が職場で堂々と出始めると会社は危ない、との話を聞いたことがあります。根底には感情の部分における人への関心が希薄であることにより、行動にいたる動機が起きないのではないでしょうか。


 感情の部分とは周囲の人への「信用・信頼・気遣い・心遣い」です。その部分の改善に着手しないとマニュアルをいくら作っても、現実は変わらないのではないでしょうか。周囲への関心が“芽生える”取り組みが急務です。




部下が報告しやすいように


(1)積極的に自己開示

 部下にご自身のことを自己開示されていますか?
 部下はあなたのことを知っていますか?
 趣味でもいいです。休日あったことでもいいです。朝から晩まで仕事の話では、どんな価値観をもっている上司かわかりません。そのような中で人への関心がうまれることはないのではないでしょうか。

 

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●文/小野山哲朗(おのやま てつろう)

アイデム人と仕事研究所 人材育成・研修チーフプランナ−/社会保険労務士、キャリアカウンセラ−(CDA)
大手外食産業でのマネジメント。インテリア・寝装品メ−カ−での営業を経て、現在は株式会社アイデム人と仕事研究所で企業における社員教育・人材育成、新卒・転職者の就職支援などに携わる。弊社主催のビジネスセミナ−、各地の公共機関・大学・専門学校での就職セミナ−の講師を務める。課題解決のために、問題の本質をしっかりとみることを重要視している。
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