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シゴトの風景

第61回「問題社員の扱い方」

働く個人にこれまでのキャリアや仕事観を聞き、企業が人を雇用する上で考えなければならないことを探ります。

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 業務用食材を扱う卸会社に勤務する北村修二さん(仮名・42歳)は、支店の営業部に所属している。営業部は4つのチームに分かれており、北村さんは4人の部下を抱えるチームリーダーだ。

「リーダーになって、5年くらいになります。いろいろなトラブルがあり、対応に悩むこともあります。言いたくないことを言わなければならないときもありますが、相手を尊重することを心がけています」

 

 最近、苦労したのは1年前に異動してきたAさんだ。

「Aさんは、社歴は僕のほうが古いですが、年齢は一回り上です。プライドの高い人で、ほかの支店からやってきました。異動初日からチームのミーティングでえらそうなことを言ったり、オフィスにいるときはしょっちょう喫煙室にタバコを吸いに行くので、みんなからすぐに嫌われていました」

 

 

 Aさんは仕事をさぼりがちだった。オフィスのデスクで、勤務時間中にスマホのゲームをしているところを注意したこともあった。
「若手メンバーに、“Aさんが仕事中にゲームをしているので、注意してください”と言われたんです。自分の席からは見えないので、Aさんの隣に座っている部下にゲームをしているときに合図をしてもらい、現場を押さえました。叱り方は気を使いました。肩もみをしながらAさんのスマホをのぞきこんで、明るい調子で“仕事中ですよ〜。○○さん、しっかり働きましょうね!”という感じです」

 

 だが、Aさんは懲りたわけではなかった。今度は、チームで当番制にしている倉庫での作業中にさぼって、ゲームをしていたのだ。そのとき、北村さんはさすがに頭にきたという。
「仕事中、ずっと張り詰めていることはできません。なので、適当に休んだり、さぼってもいいと思っています。ただ、人目につかないようにしてほしいと思います。Aさんには二度目の注意であることを怒り、“せめて分からないようにやってくれ”と言いました。Aさんもさすがに反省したのか、平謝りでした」

 

 

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●取材・文/三宅航太
株式会社アイデム人と仕事研究所 研究員。大学卒業後、出版社の営業・編集、編集プロダクション勤務を経て、2004年に株式会社アイデム入社。同社がWEBで発信するビジネスやマネジメントなどに役立つ情報記事の編集業務に従事する。人事労務関連ニュースなどの記事作成や数多くの企業ならびに働く人を取材。

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