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【企業に聞く】人が活きる組織

育栄建設株式会社/下請けからの脱却で、ワークライフバランスを実現

やる気を引き出す仕組みや教育制度などの人事施策、働きやすい職場環境の実現など、人に関する企業事例を紹介します。

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■会社概要

ホームページ/ http://www.ikuei-c.co.jp

 

 

 納期に間に合わせるため、疲れた体にむち打って残業や休日出勤を重ねていく。程度の差こそあれ、建設業界ではそんな働き方を是とする風潮が、今なお根強く残っているという。

 

 東京・浅草に拠点を置く育栄建設も、その昔は何よりも仕事を優先すべきとしていた。しかし、より主体的に仕事を進めていくべく、下請けから元請けへ事業構造をシフトした結果、5年ほど前に比べて社員のワークライフバランスの充実度が格段に向上した。社内制度など、まだまだ整備中だというが、同業他社に比べてメリハリのきいた働き方ができるようになっている。

 

 今日に至るまで、いかなる取り組みを実践してきたのか、代表取締役の水落清さんに話を聞いた。

 

 

 

―御社の沿革について教えてください。

 

 私が社長職を引き継いだのは2012年です。その前後までは“1次下請け”としての業務が9割を超えていました。中でも最もボリュームが大きかったのは、某大手ゼネコンとの案件です。オフィスなどの改修や大規模修繕工事を手掛け、ほとんどのケースではそのゼネコンのスタッフとして社員を“派遣”し、現場に常駐させる形態を取っていました。技術的な部分で評価され、継続して人材を送り出せていたことから、なんとか会社を回すことができていました。

 

 しかし、派遣依頼の案件は以前に比べて少なくなっており、このままの状態であれば、会社として未来がないと考えるようになりました。

 

 

本社屋

 

 

 そこで、私が会社を引き継ぐのと同時期に、下請けからの脱却を決心しました。といっても、ゼロから顧客を開拓しようとしても、下請けだったわれわれは無名ですから、なかなか信頼を得られないだろうと考えていました。しかし、公共事業ならば入札等の情報は公開されており、所定の手続きをすれば当社にも参加する資格があります。まずは公共事業で活路を見出そうと、地元の台東区の案件から参画しました。

 

 最初は2013年に台東区の浅草公会堂の小さな工事を受注しました。金額こそ小さかったですが、手掛けた実績が次につながって少しずつ案件が増え、今では東京都や国などからも受注しています。元請けとなる方針を打ち立てて約5年経った現在、売り上げの8割程度が公共事業となっています。

 

 

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