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シゴトの風景

第69回「疲弊する現場」

働く個人にこれまでのキャリアや仕事観を聞き、企業が人を雇用する上で考えなければならないことを探ります。

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 中小の梱包メーカーで営業をしている藤井明さん(仮名・30歳)は、今年に入ってから仕事が忙しくなり、帰宅時間が遅くなることが増えたという。

「理由ははっきりしていて、作らなければならない書類の数が増えたことです。今年、うちの会社はISO(※)を取得しました。そのことによって、仕事を進める上で必要な書類が増えたのです。流れに慣れていないこともあり、事務作業に時間をとられています」

 

※国際標準化機構の略称。主な活動は国際的な工業規格を策定することで、同機構が制定した規格をISO規格という。製品だけではなく、組織の運営や管理に関する規格もある。

 

 

 

 

 ISOの取得はトップの主導である。近年、企業のコンプライアンスが重視されるようになったことを受け、自社の信用やステイタス、生産性の向上などを目指すというものだった。藤井さんの会社が取得したのは、組織のマネジメントに関する規格だ。取得によって、上司の管理が厳しくなったという。

 

「急に“PDCAが大事だ”とか言い出し、仕事の進捗を重箱の隅をつつくような感じで、チェックするようになったのです。PDCAはISO取得の準備を始めたころから、社長が朝礼などでよく言うようになったことの受け売りだと思いますが、こっちとしては振り回されるばかりで、困惑しています」

 

 上司は社長の親族で、一般社員からは煙たがられ、経営層も持て余しているという。

「端的に言えば、口ばかりで仕事ができないんです。親族でも変わり者扱いされており、社長も役員もあまり関わろうとしません。野放し状態で、こちらとしてはどうにかしてほしいんですが…」

 

 PDCAが大事なことは藤井さんも理解しているが、状況を考えれば、今やるべきことではないという。

「ISOの関連で事務作業が増えて大変なわけですから、まずは仕事の整理が先だと思います。実際、ほかの部署はそこから始めています。取得目的の1つは仕事の効率化ですが、本末転倒で、現場はどこも混乱しているようです」

 

 中でも、工場は慢性的に人が足りない状況が続いていたため、さらに忙しくなっているという。

「仕事をとってきても、工場が対応しきれないこともあります。なので、営業の中には休日出勤をして、工場を手伝っている人もいます」

 

 

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●取材・文/三宅航太
アイデム人と仕事研究所 研究員。大学卒業後、出版社、編集プロダクション勤務を経て、2004年に株式会社アイデム入社。同社がWEBで発信する「人の戦力化」に関するコンテンツの編集業務に従事する。さまざまな記事の作成や数多くの企業ならびに働く人を取材。

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