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ココロの座標

第22回「自己啓発本を読んでも…」

人の心が引き起こすさまざまなトラブルを取り上げ、その背景や解決方法、予防策などを探ります。

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 最近、本を読まない人が増えているようだ。しかし、何か困ったことがあったとき、それを解決できそうな本を探したくなるものだ。そんなとき、人生を変えてくれるような自己啓発本は光り輝く。手に取っただけで、人生が変わるような気持ちになれるからだ。

 

 

 

怒りが収まらない

 

 29歳の百合はベテラン看護師で「後輩のちょっとした失敗も許せません。それで自分が苦しくなって…」と言う。病院では、わずかなミスでも患者の命を危険にさらすことになりかねない。

 以前、ミスをした後輩を怒鳴ったことがあり、それを上司に叱責された。怒鳴ったりすると辞めてしまうからだ。今は怒りを抑えるようにしているが、吐き気やめまい、頭痛がしてきた。それで、自分もミスをするようになってしまったのだ。

 

 

 

 

 百合は怒りを鎮めるために、ある自己啓発本を手にした。本には「怒りが出たときには、ゆっくりと深呼吸するといい」と書いてあった。仕事中に怒りを感じたとき、深呼吸を試みたが、現実にはそんな余裕はなかった。急いでトイレに駆け込んで深呼吸をしてみたが、トイレの臭いでかえって気持ちが悪くなってしまった。

 

 症状が持続するので、心療内科で薬を処方してもらった。しばらく様子を見たが、職場にその後輩がいる状況は変わらず、さほど効果がなかった。このままでは自分の身が持たない、辞めるしかないと思うようになった。

 

 

 

ポジティブになれない

 

 25歳の智久は人間関係を築くのが苦手で、職場で同僚と話すことができなかった。何を話したらいいのか分からないのだ。

 仕事が3カ月以上続いたことがなく、悩んでいた彼は、ある自己啓発本を読んでみた。本に書かれていた「物事を前向きに考え、ポジティブに生きることが大切だ」というメッセージに引かれ、人生を変えようと決心した。

 

 ところが、ポジティブになろうとすればするほど、逆にネガティブになった。ポジティブになれない自分を情けなく思い、前向きに生きようとすることがプレッシャーにもなった。

 

 相変わらず仕事を見つけても続かず、「自分はダメ人間だ」と考えるようになり、すっかり自信を失った。そしてダメな自分をごまかすように、朝から酒を飲むようになった。

 

 

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●文/河田俊男(かわだ としお)
1954年生まれ。心理コンサルタント。1982年、アメリカにて心理療法を学ぶ。その後、日本で心理コンサルティングを学び、現在、日本心理相談研究所所長、人と可能性研究所所長。また、日本心理コンサルタント学院講師として後進を育成している。翻訳書に「トクシック・ピープルはた迷惑な隣人たち」(講談社)などがある。

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