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マネジャーの仕事〜チームが機能するヒント〜/田中和彦
人事労務関連ワード辞典
マンガ・ワーママ人事課長キノコさん
ココロの座標/河田俊男
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やる気を引き出す仕組みや教育制度などの人事施策、働きやすい職場環境の実現など、人に関する企業事例を紹介します。
■会社概要
ホームページ/ http://wyrd.co.jp/
IT企業の一翼を担う株式会社ウィルドには、業務時間中に約30分間、お菓子やケーキを囲んで、雑談を交わす「おやつタイム」という制度がある。同制度を導入したのは2012年で、それをきっかけに社員同士のコミュニケーションの密度が高まって仕事のスケジューリングがしやすくなり、残業時間の削減や休暇取得が進んだという。
過去、同社はワークライフバランスの実現に試行錯誤を繰り返してきた。代表取締役の大越賢治さんに話を伺った。
―御社の事業内容を教えてください。
プログラム言語『Ruby』を利用したWebシステム開発を軸に、企業の各種業務システムやWebサービスの開発に携わっています。取引先は、大手から中小までさまざまです。当社は社員10数人の小さな会社ですが、企業の問題を発見するコンサルティング的なところから加わり、サービスそのものを開発することもあります。
仕事は基本的には間を挟まず、お客さまから直接請け負っています。かつては下請けの下請け的な仕事もしていましたが、リーマンショックを契機に、そんな立場ではいつ仕事を切られてもおかしくはないと考え、なるべくお客さまに近い立ち位置で仕事ができるように環境を整えていきました。
代表取締役 大越賢治さん
―ワークライフバランスの取り組みは、どのような経緯でスタートしたのですか?
今でこそワークライフバランスで評価していただいていますが、2006年の創業当初は下請けの下請け状態だったこともあり、残業が当たり前で、繁忙期には月200時間残業ということもありました。ワークライフバランスを考えるようになったのは、リーマンショックで仕事が激減し、下請けからの脱却を目指したのと同時期の2011年秋です。きっかけはIT系マネジャー向けのセミナーで開催された、ワークライフバランスに関する講義です。
当時は初めて聞く言葉で、興味深く講師の話に耳を傾けたものの、心に浮かんでくるのは「そんなことできるわけない」「理想にすぎない」というものでした。しかし受講後、「理想が現実になったら素晴らしいのではないか」との思いが頭をよぎり、セミナーに登壇した講師の著作を買い、取り組むことにしました。
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