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アイデム人と仕事研究所の研修部門の所員が、日々の業務やお客さまとの対話から感じたことなどをつづります。(2018年9月12日)
さまざまな企業・組織の人材育成に関わらせていただいている立場として、最近増えている研修内容があります。専用のカード等を使用し、自身の強みを知り、個人ワークやグループ討議を繰り返し、ひたすら自分の強みに向き合う研修です。
特徴は、受講者が楽しそう、目が輝いている、イキイキしている、そして受講後の感想がとてもポジティブなご意見が多いことです。
企業や組織において、社員や職員の「強みを活かすこと」と「弱みを克服すること」のどちらを優先すべきか、意見が分かれるところだと思います。
私は、「強みを活かすことを優先すべき」という立場で、自身の考えを書かせていただきます。と言っても、私自身、部下の強みを十分理解できているわけではありませんし、できていない部分にばかり注目してしまうことも、しばしばございます。自分自身の反省も含めた意見であることをお許しください。

弱みは武器にならない!
マネジメントで有名なピーター・ドラッカーの名言の中にこんな言葉があります。
「何かを成し遂げられるのは、強みによってである。弱みによって何かを行うことはできない」
世の中でトップクラスの仕事をしている人は、自身の強みをよく理解し、その強みを伸ばすことに努力をしているそうです。
例えば、ハコフグの帽子で有名な、さかなクン。ある調査によると、講演会で聞きたい有名人の第1位に選ばれたこともあります。
幼少期から魚と絵が好き、小学校の成績は図工だけが良かったそうです。学校の先生から彼の母親に「お魚の絵を描くことばかり夢中になっているようですが、もっと勉強に集中した方がいいですよ」と言われ、「うちの子は魚と絵が好きで、それがこの子の個性で、ずっと続けてもらいたい」と伝えたというエピソードを、以前テレビで見ました。私がその母親の立場なら、言えそうにない言葉です。
その結果、絶滅したといわれていたクニマスを発見、東京海洋大学の准教授を経て名誉博士と素晴らしい活躍をされています。もし小学生時代に先生から言われ、母親が算数や国語の勉強を優先させていたら、現在の彼の活躍はなかったでしょう。個性(強み)の大切さを、あらためて感じさせられます。
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●文/松嶋清和(まつしま きよかず)
株式会社アイデム人と仕事研究所 人材育成・研修プランナー
社会保険労務士、キャリア・カウンセラー(CDA)、メンタルヘルス・マネジメント検定�擬�
大学卒業後、大手アパレル商社に勤務、全国の小売店との相談・折衝業務に従事する。その後1998年に株式会社アイデムに入社してからは、13年間に延べ3,000社以上の経営者・人事担当者らと面談。求人広告の営業担当として、採用および人材活用に関する提案を続けてきた。現在は同社「人と仕事研究所」にて、採用後の人材育成、教育・研修に特化した企画提案を実施。また「企業側の視点」を肌身に知るキャリアを強みに、キャリア・コンサルタントとして求職者支援業務にも携わる。
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