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労働時事ニュース

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「離職過程における労働者の心理―認知的タスク分析を応用したインタビュー調査―」を発表（JILPT）

独立行政法人 労働政策研究・研修機構は、労働政策研究報告書No.229「離職過程における労働者の心理―認知的タスク分析を応用したインタビュー調査―」を発表した。
失業中の労働者への一貫した支援を提供するための理論的枠組みを構築し、求職活動支援の研修プログラムに活用できる就職支援技法の開発のため、失業から再就職への移行における心理的過程を雇用関係の観点から分析したもの。失業中の労働者にインタビュー調査を行った。
 
【結果のポイント】
＜失業に至る（離職課程）2つのパターン＞から
◆失業に至る（離職課程）には、需要消滅型と供給意欲消滅型の2つのパターンが存在。1つは、事業主からの労働サービスの需要が「ない」にも関わらず、労働者が供給意欲を持っている場合である。もう1つは、事業主からの労働サービスの需要があるものの、労働者に供給意欲が「ない」場合である。前者を需要消滅型失業、後者を供給意欲消滅型失業と呼ぶ。このモデルを用いて31の事例を分類した結果、離職過程として需要消滅型失業に該当する事例が19件、供給意欲消滅型失業に該当する事例が12件になった
 
◆需要消滅型と供給意欲消滅型はそれぞれ4つのタイプに分類される。需要消滅型は「�〃弍沈鑪�や事業の変更による失業」「��経営の悪化や倒産に伴う失業」「�Ｏ�働者の職務遂行能力やパフォーマンスの不足による失業」「�し戚鶸�間や休職期間の満了による失業」。供給意欲消滅型は「�〃鮃�上の問題による失業」「�∋纏�よりも家庭生活を優先し失業」「�２饉劼侶弍弔紡个垢詆坩造砲茲觴唆函�
 
◆両方の事例において、労働者は自身の供給意欲よりも事業主からの労働サービスの需要が離職に及ぼす影響をより強く重視している傾向が見られる
 
 

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