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労働時事ニュース

令和7年度「全国安全週間」、7月1日から実施（厚労省）

厚生労働省は7月1日から1週間、「全国安全週間」を実施すると公表した。令和7年度のスローガンは、応募作品の中から「多様な仲間と　築く安全　未来の職場」に決定した。

今年で98回目となる全国安全週間は、労働災害を防止するために、産業界での自主的な活動の推進と、職場での安全に対する意識を高め、安全を維持する活動の定着を目的とするもの。

労働災害は長期的には減少しているものの、令和6年の労働災害について、死亡災害は前年を下回る見込みの一方、休業4日以上の死傷災害は前年を上回る見込みで、近年、増加傾向に歯止めがかからない状況。特に、転倒や腰痛といった労働者の作業行動に起因する死傷災害、墜落・転落などの死亡災害が依然として後を絶たない状況となっている。

労働災害を少しでも減らし、労働者一人一人が安全に働くことができる職場環境を築くためには、令和6年3月に策定された第14次労働災害防止計画に基づく施策を着実に推進するための不断の努力が必要であり、計画年次3年目となる令和7年度においても、労使一丸となった取組が求められるとしている。

厚生労働省では、7月1日（火）から7日（月）までを「全国安全週間」、6月1日（日）から30日（月）までを準備期間として、各職場における巡視やスローガンの掲示、労働安全に関する講習会の開催など、さまざまな取組を実施するとしている。

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