「人材の活用」「従業員の教育」「人事制度」等について、事例満載の記事や専門知識が深まるコラム等を展開。自社の活性化や雇用管理のヒントに!

「経営者やパート従業員の意識」等について、さまざまなデータを作成。労働市場の現状が分かります。

*一部記事の閲覧および機能をご利用いただくには、会員登録(無料)が必要です。会員登録はこちら

「平均時給 の検索」「時給の平均や動向」等について、データを作成。労働市場の現状が分かります。

*一部記事の閲覧および機能をご利用いただくには、会員登録(無料)が必要です。会員登録はこちら

アイデム人と仕事研究所では、「ビジネスマナーのブラッシュアップ」「新入社員の戦力化」「職種別・階層別の知識・スキルアップ」等につながるセミナーを開催しています。

*一部記事の閲覧および機能をご利用いただくには、会員登録(無料)が必要です。会員登録はこちら

マネジャーの仕事〜チームが機能するヒント〜/田中和彦

第21回「マネジャーが部下に提供すべきサービスメニューとは?」

人材育成や評価、意思決定など、マネジャーにはさまざまな役割が求められます。マネジャーに必要な視点や考え方、心の持ち方などについて考察します。(2022年12月15日)

< 1 2 3 >
部下をさまざまな面で支援するサーバント・リーダーシップ

 近年注目を浴びているリーダーシップ論の1つに、サーバント・リーダーシップというものがあります。リーダーシップという言葉を聞くと、「1人のリーダーが上に立ったり、先頭を走ったりして、メンバーを力強く引っ張っていく」というイメージを頭に浮かべる人が多いと思います。

 しかし、サーバント・リーダーシップは、「まずメンバーの成長や利益のために、文字どおり奉仕し、その上でビジョンや目標に向かってメンバーの主体的な行動を促していく」という支援型のリーダーシップのことです。

 従来のリーダーシップ論では、リーダーの具体的な指示命令によりメンバーを動かしていくことを前提にしていましたが、サーバント・リーダーシップは、メンバーの動機の源泉(モチベーションリソース)に働きかけ、その思いに傾聴し共感することから、メンバーの主体性を引き出すことに重きを置いています。コーチング的なコミュニケーション・アプローチに特徴があるともいえます。





 部下に奉仕するという意味では、「上司にとって部下は顧客のような存在」だというくらいの気持ちを持つ必要があります。これは、部下の側に立てば、「ボス・マネジメント」という考え方になると思います。
 経営トップなど、上の立場から管理職の役割を考えることはよくありがちですが、下の立場から(つまり、部下の立場から)管理職の役割を考えてみると、いろんな発見もあります。

 アメリカでは、コンピテンシー(高業績者に共通する行動特性)研究の中でも、「ボス・マネジメント」という考え方は、ごく普通に取り上げられており、MBAのカリキュラムの中にも含まれているほどです。「上司は部下のコンサルであり、部下は上司のクライアント」という思想に基づいた「上司の機能論」なのです。


※次ページ以降の閲覧には、会員登録(無料)が必要です
<会員サービスのご案内はコチラ>



●文/田中和彦(たなか かずひこ)
株式会社プラネットファイブ代表取締役、人材コンサルタント/コンテンツプロデューサー。1958年、大分県生まれ。一橋大学社会学部卒業後、人材サービス関連企業に入社し、情報誌の編集長を歴任。その後、映画配給会社のプロデューサー、出版社代表取締役を経て、現在は、「企業の人材採用・教育研修・組織活性」などをテーマに、“今までに2万人以上の面接を行ってきた”人材コンサルタント兼コンテンツプロデューサーとして活躍中。新入社員研修、キャリアデザイン研修、管理職研修などの講師や講演は、年間100回以上。著書に、『課長の時間術』『課長の会話術』(日本実業出版社)、『あたりまえだけどなかなかできない42歳からのルール』(明日香出版社)、『時間に追われない39歳からの仕事術』(PHP文庫)、『仕事で眠れぬ夜に勇気をくれた言葉』(WAVE出版)など多数。
連絡先:info@planet-5.com
< 1 2 3 >

この記事のキーワード

クリックすることで関連する記事・データを一覧で表示することができます。

一覧ページへ戻る

2ページ目以降をご覧になるには、会員ログインが必要です。
会員登録(無料)がお済みでない方はこちら

会員登録(無料)はこちら

その他のコラム記事を見る

人気記事ランキング

マンガ・ワーママ人事課長キノコさん

[第73回「育休明けで給料ダウン、見合わない社会保険料を下げるには?」]
難しい労働関連の法律や、雇用や働き方に関する社会の動きなどを、親しみやすいマンガで分かりやすく解説します。

伝わる文章の書き方〜報告書からSNSまで〜

[第1回「なぜ文章を書くのが苦手なのか?」]
報告書やメール、SNSでの発信など、ビジネスは文章を書く機会にあふれています。さまざまな目的に合わせて、伝わる文章を書くために必要なことを解説します。

シゴトの風景

[第127回「令和的・飲みにケーション金払い事情」]
働く個人にこれまでのキャリアや仕事観を聞き、企業が人を雇用する上で考えなければならないことを探ります。
注目のコンテンツ

人と仕事研究所Facebook