「人材の活用」「従業員の教育」「人事制度」等について、事例満載の記事や専門知識が深まるコラム等を展開。自社の活性化や雇用管理のヒントに!
伝わる文章の書き方〜報告書からSNSまで〜
ヒトがあつまる職場/田中和彦
事例で考える困ったときのマネジメント対応/山田真由子
デキル人が辞めない15分マネジメント術/岡本文宏
怒りを笑いに変える!クレーム対応/谷厚志
判例に学ぶ労使トラブルの処方箋/岡正俊
時事トピックス
人事労務関連ワード辞典
マンガ・ワーママ人事課長キノコさん
ココロの座標/河田俊男
【企業に聞く】人が活きる組織
労働ニュースに思うこと
人材育成のツボ
シゴトの風景
「平均時給 の検索」「時給の平均や動向」等について、データを作成。労働市場の現状が分かります。
*一部記事の閲覧および機能をご利用いただくには、会員登録(無料)が必要です。会員登録はこちらアイデム人と仕事研究所では、「ビジネスマナーのブラッシュアップ」「新入社員の戦力化」「職種別・階層別の知識・スキルアップ」等につながるセミナーを開催しています。
マネジメントに関する悩みについての解決策を示したり、対処法などを解説します。(2019年8月22日)
■相談
この7月に管理職に昇進しました。周りからは「おめでとう」と声を掛けられますが、自分ではまったく予想もしない出来事だったので、実はとても戸惑っています。なりたかったわけではないので、そもそも管理職の仕事自体を魅力的に感じていなかったのです。
「ぜいたくな悩みだ」と言われそうですが、大変なだけで本当に管理職の仕事の面白さが分からないのです。ただ、せっかく機会をいただいたのだから、なにかきっかけが欲しいとも思っています。ぜひ管理職としての面白さや喜びを教えていただければと思います。よろしくお願いいたします。
■回答==========
今の管理職は大変です。相談者の方の気持ちも分からないではありません。
このタイミングで管理職になる人たちは、一般的に恐らく40代半ばの人たちだと推察されます。ちょうど時代の端境期に社会人になり、常に変化への対応を余儀なくされてきた世代です。「右肩上がり」から「右肩下がり」の変わり目で、過去のルールが通用しなくなった中、いつも新しいルールを模索してきた人たちだとも言えます。
そんな世代の人たちが、今度は管理職としてのさまざまな課題に直面しているわけです。
例えば、上の世代の管理職の人たちは、成長を前提とした「イケイケ!ドンドン!」スタイルのマネジメントでも人がついてきたのです。しかし、こんなマネジメントをやっていては、今の若い社員はついてきません。
管理職として見習うべきモデルが不在なわけですから、自分たちで独自のスタイルを確立させる必要があります。
そんな手探り状態にもかかわらず、会社の上層部からの要求は高くなっていくばかりです。
例えば、「売上を上げろ」「利益を出せ」「経費を節約しろ」「戦略を見直せ」「人を育てろ」「新しいビジネスモデルを創造しろ」「コンプライアンスを守れ」などなど。
いかがですか? こういうことを毎日のように言われていませんか?
その一方、新しい価値観で育った部下からの突き上げも激しくなってきています。
「部下の個性を大切にしてほしい」「ビジョンを示してほしい」「具体的なやり方を見せてほしい」「ワークライフバランスも考慮してほしい」「仕事を増やすなら人も増やしてほしい」「公平に評価してほしい」などなど。
しかも、今の時代は、管理職が上司という立場だけを全うすればいいというわけではなく、プレイングマネジャーとしての動きが求められます。
成果主義により、与えられた目標は誰よりも重く、セクハラ・パワハラ、メンタルヘルスなど、部下へのきめ細やかな配慮が欠かせないのです。
※次ページ以降の閲覧には、会員登録(無料)が必要です
<会員サービスのご案内はコチラ>
●文/田中和彦(たなか かずひこ)
株式会社プラネットファイブ代表取締役、人材コンサルタント/コンテンツプロデューサー。1958年、大分県生まれ。一橋大学社会学部卒業後、人材サービス関連企業に入社し、情報誌の編集長を歴任。その後、映画配給会社のプロデューサー、出版社代表取締役を経て、現在は、「企業の人材採用・教育研修・組織活性」などをテーマに、“今までに2万人以上の面接を行ってきた”人材コンサルタント兼コンテンツプロデューサーとして活躍中。新入社員研修、キャリアデザイン研修、管理職研修などの講師や講演は、年間100回以上。著書に、『課長の時間術』『課長の会話術』(日本実業出版社)、『あたりまえだけどなかなかできない42歳からのルール』(明日香出版社)、『時間に追われない39歳からの仕事術』(PHP文庫)、『仕事で眠れぬ夜に勇気をくれた言葉』(WAVE出版)など多数。
連絡先:info@planet-5.com
その他のコラム記事を見る
ヒトがあつまる職場/田中和彦
判例に学ぶ労使トラブルの処方箋/岡正俊
時事トピックス