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やる気を引き出す仕組みや教育制度などの人事施策、働きやすい職場環境の実現など、人に関する企業事例を紹介します。(2020年2月27日)
ホームページ/ http://www.bridgesolution.co.jp/
日本のものづくりの現場では労働力人口の減少による人手不足が深刻化しており、製造工程における自動化や効率化が強く求められている。そんな中、ロボットを活用した次世代FA(※)は有力な解決策として大きな注目を集めている。この分野に特化し、事業を展開するのが株式会社ブリッジ・ソリューションだ。同社CEOの坂本俊雄さんに、ものづくりの最新事情について聞いた。
※FA(Factory Automation):工場でロボットやコンピューターなどを導入して、作業の自動化を行うこと
―坂本さんはIATCやロボット関連団体や企業と連携し、FA人材の育成を行っておられます。IATCとはどんな場所ですか?
Industial Automation Technology Centerの略称で、一般社団法人i-RooBO Network Forum(以下アイローボ)が実施事業者です。具体的な取り組みは、人材育成講座の実施、現場改善の支援、業界の情報共有や交流会、連携プロジェクトの創出などです。
今日もこの取材の前に、課題をお持ちのメーカー担当者を対象とした講習会を実施しました。私はIATCのプロデューサーで、アイローボの会長も務めています。アイローボはロボット開発、製品プロデュース、資金調達、事業創出などをサポートする社団法人です。
坂本さん。IATCでは法律で義務付けられている産業用ロボット安全講習も実施予定
―業界のさまざまな支援活動に関わっておられるのですね。
次世代ロボット、次世代FA分野は技術革新が早いこと、要素技術が多岐に渡ることから、情報共有や協働は欠かせません。私はIATCでエンジニアや企業経営者に教えるだけでなく、専門学校や大学でも教えています。小学生向けにロボット作りのワークショップも開催しています。小さな子どもから学生、エンジニア、企業人と幅広い年齢の人たちへの指導を通じ、日本のものづくりの底上げの一助になればと考えています。
私にとってもテクノロジーを教える知見は、多くの発見や刺激があります。会社の売上にはあまり貢献しませんが、本業では得られないものです。技術の研鑽というと1つのことに集中して洗練していく印象があるかもしれませんが、それだけでは行き詰まるでしょう。
ブリッジ・ソリューションは、キャリアも実績もある4人が新しい看板と協業という新しいスタイルで、日本のものづくり企業と関わっていこうと設立した会社です。4人の設立メンバーは私も含め、いずれも自分の会社の代表であったり、取締役として複数の会社経営に関わったりしています。従業員100人前後の企業様の工場自動化プロジェクトから、老舗大手メーカーの技術研究所の技術アドバイスまで、規模を問わずコンサルティング契約の上、お任せいただいています。
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