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社内コミュニケーションは、人の定着や生産性向上の土台となるものです。コミュニケーションの醸成や活性化させるための考え方や手法について解説します。(2020年4月23日)
プレーヤーとリーダーはそもそも仕事が違う
今まで多くのビジネスパーソンの方々と接してきた中で、リーダーになった途端、チームをうまく導くことができず、輝きを失ってしまう人をたくさん見てきました。その一方で、リーダーになっても順調に仕事をして、チームの業績を上げていく人もいます。プレーヤーとしては中の上くらいの業績で目立たなかった人が、むしろリーダーに昇格したら輝き始めたなんてこともあります。
この違いは一言で言うと、「リーダーのあり方」を知っているかどうかです。前者のリーダーになって失敗してしまう方は、「指示型リーダー」を目指そうとします。プレーヤーの延長でリーダーの仕事を考えており、何でも自分が主体的に関わらないといけないと強い責任感を持っている傾向にあります。
普段、研修などを通して「指示型リーダー」タイプの方々とお話をすると、次のような意見が出てきます。
「部下に対して、リーダー自ら主体的に指示を出していかなければならない」
「リーダーはすべての面において、部下に勝っていなければならない」
「部下の前で自分の欠点など見せたらなめられてしまう」
リーダーのあるべき姿として、「即断即決・勇猛・大胆」「ついて行きたくなるカリスマ性」「頼りになるボス」「背中で引っ張るエース兼リーダー」「精神力の強い軍曹」などといったイメージで考えている傾向があります。
「リーダーのあり方」が変わってきた
しかし、「リーダーとしてのあるべき姿」は変わってきています。かつてのように、全員が新卒採用で入社し、年功序列制度に基づいて、昇格していく時代ではありません。終身雇用制度をとっている企業も少なくなり、雇用の流動化が進んできたことで、転職をする人も増えてきました。また、能力主義が採用されたため、年下の上司のもとに年上の部下がつくことも珍しくなくなっています。定年延長なども増えてきており、かつての上司が部下になるケースも少なくないようです。
そういった状況ではなかなか部下とタテの関係で接するのも難しいでしょう。さらには、世の中の変化のスピードが激しくなり、業務も多様化してきました。専門性が進み、部下のほうが知識も経験も多くなり、リーダーが部下のすべての業務を細かいところまで把握し、指示を出していくのは難しくなったのです。
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●文/吉田幸弘(よしだ ゆきひろ)
コミュニケーションデザイナー・人財育成コンサルタント・上司向けコーチ。
経営者・中間管理職の方向けに人材育成、チームビルディング、売上げ改善の方法をコーチングの手法を使ってコンサルティング活動を行なっている。16年間のBtoB営業で2万人への対面プレゼン経験および11年間の管理職経験で累計100人の部下を育成した経験をもとに「営業力アップセミナー」「褒め方・叱り方・伝え方をベースにしたコミュニケーションセミナー」「モチベーションアップセミナー」も開催。著書に『仕事が早く終わる人、終わらない人の習慣』(あさ出版)、『部下に9割任せる!』(フォレスト出版)、『リーダーの「やってはいけない」』(PHP研究所)など多数。
http://yukihiro-yoshida.com/
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