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採用した外国人スタッフに定着して、戦力として活躍してもらうために、企業が準備すべきことや、考えておかなければならないことなどを解説します。(2020年10月1日)
早いものでこの連載も半年間がたち、いよいよ折り返し地点を迎えました。法務省の9月1週目の統計を見ると、対象国はまだ限定的ですが、再入国ではなく、就労を目的とし新規に来日する外国人も徐々に戻ってきている状態です。彼らの多くは、雇用企業の日本人面接官によって海外で採用されています。外国人スタッフの採用を担う日本人面接官のみなさんは、面接時に外国人の日本語をチェックする意識をお持ちでも、ご自身の日本語を見直す意識をお持ちの方はなかなかいらっしゃいません。
採用する外国人スタッフの在留資格を問わず、入社後の定着や戦力化という観点から、採用面接におけるコミュニケーションの質を高めることは極めて重要です。こと日本語による面接となると、日本人相手の面接がそのまま通用すると考える面接官も多いようですが、文化の異なる外国人スタッフの採用面接において、面接官自身の日本語は、面接の成功のカギを握る重要な要素です。よりよい人材確保のため、今回は、日本人面接官に留意していただきたい、面接の日本語について扱います。
面接で急変する日本人面接官の日本語
面接とはいえ、日本語を話す際の基本的な留意点については、今まで連載で触れてきたことと同じです。(1)スピードをコントロールし、(2)文体をデスマス(敬体)で統一し、(3)難しい語彙を避けて、(4)1文を短く発話すると、外国人にとって非常にコミュニケーションがとりやすくなります。その上で、面接のコミュニケーションについては、もう1点申し上げたいことがあります。
僕は仕事柄、実際に日本人面接官による外国人採用面接の現場に数多く同席し、日本人面接官の日本語を見直すトレーニングを続けています。そのときに毎回驚くのは、必ずといっていいほど、面接官のみなさんが、実際に面接が始まると、その前に僕と話していた日本語と異なった話し方になることです。どうなるのかというと、無意識のうちに、非常にフォーマルな口調になります。「今日はどちらからいらっしゃったんですか?」「この学校の卒業生はどんな進路を選ばれることが多いんですか?」といった具合です。
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●文/淺海一郎(あさみ いちろう)
外国人雇用企業の支援を専門に行うコンサルティング会社、内定ブリッジ株式会社代表。厚労省「雇用管理に役立つ多言語用語集及び翻訳データの作成・普及事業」有識者研究会委員。東京都「中小企業における外国人材活用に関する検討会」委員。日本貿易振興機構(JETRO)高度外国人材スペシャリスト。全国の外国人雇用企業に対し、受入体制の整備や異文化コミュニケーションに関する研修やワークショップなどを提供(約1,000社/年)。
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