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できる人が辞めない職場づくり/岡本文宏

第9回「繁忙期にやる気をアップさせる処方箋」

どんなに優秀な人を採用しても、すぐに辞められてしまったら意味がありません。定着率は働きやすさを測る指標であり、会社の生産性を左右します。(2022年12月6日)

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 多くの業種で12月は繁忙期です。忙しいと、現場で起こるちょっとしたことがストレスの種となり、モチベーションが下がりがちになります。その状況を放置していると、繁忙期が終わったときにスタッフから退職届を大量に受け取ることになりかねません。もしくは、忙しい渦中に突然、出勤してこなくなる場合もあります。

 

 そうなると、残されたスタッフの負担が増え、身体的にも精神的にも疲弊してしまいます。そうならないためにどうすれば良いのか? 一言で言えば「忙しくても働きがいのある職場にする」ことです。

 

 

 

 

朝礼で成功事例を発表して称賛する

 

 繁忙期は、販売や営業職の場合は、お客さまと接する機会が増えます。それゆえ、自分がやったことの成果が出やすい時期だと言えます。スタッフの中で良い結果を出した人にスポットライトを当て、朝礼などを利用して成功事例として発表します。その際、スポーツの試合でのヒーローにインタビューするイメージで行うと効果的です。

 

 そうすれば、スタッフの中には、私も同じようにインタビューされたいと思う人が出てきます。また、成功事例を詳しく伝えていくことで、うまくいくやり方を全員が共有できるので、業績も上がります。繁忙期は忙しいので、身体的にはきついこともあるでしょうが、やったことが成果につながれば、気持ちが上がり、働きがいを感じてもらえます。

 

 

アンケートを取る

 

 繁忙期は顧客と関わる機会が増えるので、アンケートを取るのに最適です。その際、回答項目で「頑張っているスタッフを教えてください」「スタッフに応援メッセージをプレゼントしてください」と投げかければ、お客さまから温かいメッセージが集まります。

 

 私がかつて経営していたセブンイレブンのFC店では、今ご紹介した方法でアンケートを行ったところ、毎日のように、スタッフへのお褒めの言葉や励ましのメッセージが届くようになりました。それをバックルームや事務所など、目につくところに張り出したり、SNSグループで共有したりすれば、メッセージを読んだスタッフのモチベーションは上がります。お客さまからのメッセージはスタッフのエネルギーとやる気の元になります。

 

 

体調管理を怠らない

 

 スタッフの体調管理も大切です。現在、新型コロナウィルスの第8波が広がりつつある中、スタッフが感染してしまうと、欠員状態で営業を行わなければなりません。そうなると、他のスタッフへの負担が増えてしまいます。
 今年は同時に、インフルエンザも流行することが懸念されています。繁忙期はどうしても無理をしてしまうので、体力が低下しがちです。欠員を出さずに、最後まで走り抜けられるように、スタッフ各自へ、健康管理、生活リズムを整えることを、常に注意喚起してください。

 

 

>>>次ページにつづく

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につづく

 


●文/岡本文宏(おかもと ふみひろ)
メンタルチャージISC研究所株式会社代表取締役、繁盛企業育成コーチ
アパレル店勤務、セブンイレブンFC店経営を経て、2005年メンタルチャージISC研究所を設立。中小企業経営者、エリアチェーンオーナー、店長などに向けた小さな組織の人に関する問題解決メソッドや、スタッフを活用して業績アップを実現する『繁盛店づくり』のノウハウを提供している。『人材マネジメント一問一答』(商業界)、『店長の一流、二流、三流』(明日香出版)、『繁盛店のやる気の育て方』(女性モード社)など著書多数。
https://okamotofumihiro.com/

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