「人材の活用」「従業員の教育」「人事制度」等について、事例満載の記事や専門知識が深まるコラム等を展開。自社の活性化や雇用管理のヒントに!

「経営者やパート従業員の意識」等について、さまざまなデータを作成。労働市場の現状が分かります。

*一部記事の閲覧および機能をご利用いただくには、会員登録(無料)が必要です。会員登録はこちら

「平均時給 の検索」「時給の平均や動向」等について、データを作成。労働市場の現状が分かります。

*一部記事の閲覧および機能をご利用いただくには、会員登録(無料)が必要です。会員登録はこちら

アイデム人と仕事研究所では、「ビジネスマナーのブラッシュアップ」「新入社員の戦力化」「職種別・階層別の知識・スキルアップ」等につながるセミナーを開催しています。

*一部記事の閲覧および機能をご利用いただくには、会員登録(無料)が必要です。会員登録はこちら

入社して活躍できる人の見きわめ方/奥山典昭

第1回「採用現場にはマチガイがあふれている」

自社に必要な人を採用するために、企業は「どんなことを考えればいいのか?」「どんな準備をすればいいのか?」などについて解説します。(2023年4月11日)

< 1 2 >
同じことを考え、同じ方向に進もうする学生たち

 長年、私は顧客企業における採用アセスメントで、グループ討議に取り組む大学生に向き合ってきました。その際、私は「良い評価を得るためにやるべきこと」や「やってはいけないこと」が、なぜか学生の間で見事に共有されていることに、ずっと違和感を抱いてきました。誰かに指示されたわけでもないのに、皆が同じことを考え、同じ方向に進もうする…。それが正しいことであれば素晴らしいのですが、残念ながらそうではないと思います。





 まず、グループ討議に参加するほとんどの学生が、「発言量」が何よりも重要だと信じて疑いません。そして、まとめ役などに収まることができれば、更に高く評価されるだろうと考えています。企業が好んで採用の評価基準に挙げる「積極性」「主体性」「率先性」「リーダーシップ」などをアピールでき、「頭が良い」とみなされたりもするので、学生にとっての「やるべきこと」は、「とにかく他者に先駆けてたくさん発言し主導的に動くこと」に集約されるようです。

 また、「発言者の方を向いて、うなづき相槌を打ちながら傾聴する」などの対人テクニックの披露に余念のない学生も少なくありません。「コミュニケーション能力が問われている」という意識が強いのでしょう。そんなことばかりに気を取られていたのでは、人の話など頭に入ってこないだろうと思うのですが…。

 一方、多くの学生が、周囲とのバランスを崩すことを「最もやってはいけないこと」としてタブー視しています。「協調性を見られている」と強く思い込んでいる学生が、「強く主張してはいけない」「他者を否定してはいけない」などと心に決めて抑制的な言動に終始する様子を見るにつけ、許容性が低くなってしまった世の中を生きていかねばならない彼ら彼女たちが、少し気の毒になります。


影が薄くなってしまった「本当に大事なこと」

 近年、顧客企業が新卒採用を見据えて実施する「インターンシップ」に呼んでいただき、学生たちと接する機会が増えました。そこでもグループ討議を実施するのですが、「どんなことを心がけて臨みましたか?」と学生に質問すると、誰もがここまで書いてきた例のどれかを答えてくれます。

 このような注力自体が間違っているわけではありませんが、それを見せることへの執着が強くなり過ぎて、その行動が目的化されてしまうようになると、「本当に重要な取り組み」が疎かになります。これらの「常識やルール」を完璧に遂行した学生がいたとしても、たぶんその人が私たちの採用アセスメントを通過することはないでしょう。本当に大事な取り組みを選択できない人が、入社後に活躍できる可能性は極めて低いからです。
※次ページ以降の閲覧には、会員登録(無料)が必要です
<会員サービスのご案内はコチラ>
につづく


●文/奥山典昭(おくやま のりあき)
概念化能力開発研究所株式会社代表、組織再編支援コンサルタント、プロフェッショナルアセッサー
大学卒業後、商社での海外駐在、大手電機メーカー、人事系コンサルティング会社などを経て、1999年に概念化能力開発研究所株式会社を設立。人の能力や資質を数値化して客観的に適性を評価する人材アセスメントと、組織に必要な人物像を抽出する採用アセスメントを駆使し、企業の組織再編や採用活動を支援。現在、応募者の本質を見抜くノウハウを企業の経営者や採用担当者に伝える採用アセスメントの内製化支援に注力している。著書に『デキる部下だと期待したのになぜいつも裏切られるのか』(共著・ダイヤモンド社)、『間違いだらけの優秀な人材選び』(こう書房)、『採るべき人 採ってはいけない人』(秀和システム)、『採るべき人採ってはいけない人第2版』(秀和システム)
https://conceptual-labo.co.jp
< 1 2 >

この記事のキーワード

クリックすることで関連する記事・データを一覧で表示することができます。

一覧ページへ戻る

2ページ目以降をご覧になるには、会員ログインが必要です。
会員登録(無料)がお済みでない方はこちら

会員登録(無料)はこちら

その他のコラム記事を見る

人気記事ランキング

人材育成のツボ

[新入社員が求める職場での関わり、仕事の進め方とは?]
アイデムの人材育成・研修部門の担当者が、日々の業務やお客さまとの対話から感じたことなどをつづります。

ヒトが辞めない会社の採用活動

[第5回「辞める理由は1つではなく、連鎖している」]
採用活動は、採用して終了ではありません。すぐに辞められてしまったら意味がないからです。定着・戦力化までを見据えた採用活動について考察します。

ココロの座標/河田俊男

[第95回「夜中に衝動買いをする人たち」]
人の心が引き起こすさまざまなトラブルを取り上げ、その背景や解決方法、予防策などを探ります。
注目のコンテンツ

人と仕事研究所Facebook