株式会社サイブリッジ/次の10年を生き残るために 制度で、社員のやる気を支援!
株式会社サイブリッジではさまざまな制度を設けて、社員の育成に活用している。
受け身になったら次の10年はない
「one more value」
これは、株式会社サイブリッジのコーポレートスローガンだ。同社のITコミュニケーショングループ課長、伊藤水緒さんは言う。
「当社は創立以来、『決して受け身になるな』という気持ちを、ブレずに持ち続けています。web制作の仕事は受注モノが多いのですが、言われるだけの仕事をやるだけだと、はやり廃りが多いこの業界では、いずれ置いていかれてしまいます。社長自ら『受け身になったら次の10年はない』とよく言いますが、受けた仕事に『どんなプラスαを提案することができるか』と常に考えるようにしています。スローガンはその意味を込めて、作ったものです」
同社はWEBサイトの企画制作やシステム開発・保守などのインテグレーション事業やインターネット広告事業を展開している。
社員の参画意識を養う
付加価値の提供をする―。ビジネスの世界では重要であり、当たり前のことかもしれないが、日々の業務の中でつい見過ごしてしまう考えだともいえる。言われたことを忠実に正確にやることもまた重要な仕事だからだ。
とはいえ、やはり成長を目指すのであれば、同社のスローガンを忘れてはいけないだろう。付加価値の提供をし、クライアントが理解を示せば、より高い料金を支払うというのも道理だ。付加価値とはそういう積み重ねで生まれてくる。
「社員全員が、常に会社の利益を考えて行動していると思います。例えば、社内委員会制度というのがあります。委員会のメンバーは部署をまたいで構成し、飼育委員会や防災委員会など、必ず所属しなければいけません。例えば、その中の社内の飲料品などの購買管理をする購買委員会では、会社の利益になるように活動しています」
その意識をどう培っているのだろうか。
「毎週月曜日に行う朝礼では、全員に持ち回りで、会社の理念や行動指針、基本姿勢などに関係した話をスピーチしてもらいます。その後、ランダムに指名された社員2名から、感想をもらいます。人前で話すということは考えることですから、スピーチする側は事前にいろんなことを考えるし、聞き手もその場ですぐ自分の意見を述べることができるよう、普段から自分の考え・目標などを意識するようになります」
社員一人ひとりが会社のことを考える。それは受け身のままでは生まれない。発信することで自分ごととして考えるようになる。
「社員はみんな何かやりたいことがあって会社で仕事をしているわけですから、私どもとしては『自分が行動すれば、それに応える環境を会社は用意している』と日々感じてもらえるよう今後もメッセージを発していきたいと思います」
ITコミュニケーショングループ第五営業セクション課長・伊藤水緒さん(左)と
同所属・高橋順子さん(右)。高橋さんが抱える人形は同社のアイドル、シカータくん
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●株式会社サイブリッジ
所在地/東京都新宿区北新宿2-21-1新宿フロントタワー4F
創立/2005年4月
従業員数/50人
資本金/5280万円
事業内容/WEBサイトの企画制作・システム開発・保守などのインテグレーション事業、広告代理業など
ホームページ/ http://www.cybridge.jp/
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