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マネジメントに関する悩みについての解決策を示したり、対処法などを解説します。
■相談
課やチーム単位の打ち上げなど、飲み会に一切参加しない20代の男性の部下がいます。仕事に対しては真面目に取り組んでおり、大きなミスもなく、仕事については信頼がおける人物です。気軽な飲みの誘いを断るのはまだしも、忘年会や歓送迎会など、チームの結束を高めるような場にも、「それが業務として認められないのなら、参加したくありません」と、かたくなに拒否します。こんな場合、上司としてどう対処すればいいでしょうか?
■回答
飲みニケーションには、組織にとっても個人にとっても大きなメリットがあります。にもかかわらず、飲みニケーションに否定的な人は、そこにメリットを感じていないからです。自分が部下を誘う気軽な飲み会や、部署として実施している打ち上げや歓送迎会などが、本当に部下にとって意味があり、魅力的なものかどうか。まずはそのことをしっかりと検証しておくことです。本当に「楽しくて、ためになる」ものなら、誰でも参加しないはずはないのですから。
最近の若い人たちは、そもそも飲みに行く機会すら減ってきているといわれています。以前なら、アフターファイブに上司が部下を誘って、赤ちょうちんで酒を酌み交わすというのが、日本のサラリーマンの日常茶飯事の出来事でしたが、今は、そんな光景も珍しくなってきています。
とりわけ、会社の上司や同僚との飲み会に対する若い世代の意識は、昔とは大きく変化してきています。職場の飲みニケーションに関するいろいろな調査を見ていくと、「積極的に参加」という人が2割、「状況次第で」という人が6割、「参加したくない」という人が2割という具合に大きく分けられる気がします。
会社の上司や同僚と飲みに行きたくない理由を見ていくと、
・業務時間外に気を遣わなくてはいけないのが精神的につらい
・酒を飲まないので、お酒の席や、雰囲気自体が苦手
・上司や先輩の自慢話や説教じみた話に長々と付き合うのは時間の無駄
・急に誘われることが多く、予定していたスケジュールが狂ってしまう
・仕事でもないのに、「行くのが当たり前」という感じで強制的なのが嫌
・おごってもらえるわけでもなく、自己負担があると経済的に苦しい
・家庭の状況(共働きや子育て)から、積極的に行く気になれない
などがあがってきます。
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●文/田中和彦(たなか かずひこ)
株式会社プラネットファイブ代表取締役、人材コンサルタント/コンテンツプロデューサー。1958年、大分県生まれ。一橋大学社会学部卒業後、人材サービス関連企業に入社し、情報誌の編集長を歴任。その後、映画配給会社のプロデューサー、出版社代表取締役を経て、現在は、「企業の人材採用・教育研修・組織活性」などをテーマに、“今までに2万人以上の面接を行ってきた”人材コンサルタント兼コンテンツプロデューサーとして活躍中。新入社員研修、キャリアデザイン研修、管理職研修などの講師や講演は、年間100回以上。著書に、『課長の時間術』『課長の会話術』(日本実業出版社)、『あたりまえだけどなかなかできない42歳からのルール』(明日香出版社)など多数。
連絡先:info@planet-5.com
※著者の新刊が発売されました
『出世する人、しない人の1ミリの差』(きこ書房)
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