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皆さま、毎日お疲れさまです! 店長養成道場・道場主、アルバイト活用コンサルタントの植竹剛です。あっという間に今回で18回目の連載になりました。2016年上半期で第2位のPV数を獲得できた記事を書けたのは皆さんのおかげです(※)。本当にありがとうございます。
※アイデム人と仕事研究所WEBサイトで、2016年1月1日〜6月30日までに公開されたコンテンツの中で、本連載(第11回「社員になりたい」と相談されたら)は第2位のPV数を記録
今回は一見、「扱いにくい人材」にスポットを当てて考えてみましょう。アルバイト雇用が難しい時代に入っている中、若年層である18歳から25歳までの採用は、どの店舗経営業態でも苦しい状況であり、どの企業もいろいろな工夫をされて人材獲得をされています。その改善方法の1つとして、労働環境を整えることは組織として従業員個人への配慮とも言えます。
発想の転換として、働きたいけど働けない、働く場所がないという求職者層はいます。まずは主婦層を思い浮かべるのではないでしょうか。子供の行事や突然の病気、家事を行う等の理由で、外に働きに出ることに対しての制約を比較的多く持たれています。
そして、まだまだ働けると自負される方も多い60歳以上の年配層です。特に老齢年金を受給し始める65歳前後の方は強く思われているのではないでしょうか。
この2つの求職者層が求める労働環境を突き詰めることは、どうしても要員数を確保しなければならない業態の人事の方の課題となっていることでしょう。
今、企業では新しい考え方の労働環境整備が必要です。考えるにあたり、必ず「相手の立場で」設計をしなければなりません。その後に予算と対比させるようにしなければ、柔軟な発想は生まれません。少し見方を変えれば、スタート時給を増額して応募数の確保につなげようとするならば、その分のコストを他のことに投下すれば良いのです。再三申し上げておりますが、時給額戦争に巻き込まれることは企業の競争力を疲弊させるだけです。
まず、主婦の場合で条件面を整理します。
・土日祝日は基本的にシフトに入れない。
・遅番勤務はできない(限界で18時前後まで)
・働く曜日、時間帯を固定したい可能性が高い
・子供の対応で当日欠勤、遅刻、早退もありえる
・繁忙期のシフト貢献はほぼ見込めない
という内容で、シフト管理者からしてみれば、配慮の必要な要員になるかもしれません。
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●文/植竹剛(うえたけ つよし)
1971年生。株式会社チームのちから代表取締役。大学卒業後、株式会社ロッテリア入社。店長経験を経て、チェーンストア化を目指す企業にヘッドハンティングされて転職。その後、数社で店舗運営に関するさまざまなノウハウを学び、2012年、組織における人の問題の解決支援を行う株式会社チームのちからを設立。これまで直接関わったアルバイト採用はのべ2万人、店長経験は11店舗に及ぶ。著書に『「できる店長」と「ダメ店長」の習慣』(明日香出版社)、『落ちこぼれスタッフから最強のチームを作る極意 店長養成道場』(日経BP社)がある。
オフィシャルブログ: http://team-chikara.com/blog/
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バイトテロ対策: http://www.baitoterro.com/
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