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パート/アルバイトの定着・戦力化講座

第19回「アルバイト不足を解消するための改善策〜(1)まずは評価と昇給制度を見直す〜」

パート・アルバイトスタッフに「いかに定着してもらい、戦力として力を発揮してもらうか」についての施策や、考えるヒントなどを解説します。

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 皆さま毎日の業務お疲れさまです! アルバイト活用コンサルタント、店長養成道場・道場主の植竹剛です。今回から5回に分けて、アルバイト不足を解消するための改善策をご一緒に考えていきたいと思います。最初に、不足の定義と考え方を整理しておきます。

 

■不足とは?

 (1)要員数の不足
要員計画○○人に対して、現在員は○○人で○○の要員数不足

 

(2)労働時間の不足
必要労働時間○○○○時間に対して、実際労働時間数○○○○時間で○○○時間不足

 

(3)応募が少ない
年間採用計画において、当月は○○人の応募から3カ月間シフトに入れる人を○人採る計画に対して、現在○人で○人不足している

 

(4)早期(3カ月以内)退職者数が多い
今回の採用活動で○人の入社があったが、3カ月以内の早期退職者が○人で欠員状況が解消されない

 

(5)ワークスケジュールの機能不全
業務難易度を設定したが賄えず、社員がアルバイトの代わりに従事している代替時間は○○○時間に上る

 

 

 大きく5つの切り口で考えてみました。9月に植竹が登壇させていただいたアイデムビジネスセミナーの冒頭でも、受講者の方々に確認をさせていただいた内容です。何を申し上げたいかはお分かりかもしれません。「足りない」「少ない」「多い」という抽象的な表現を数字で表すことで具体化を図りましょう、という内容です。嘆きからでは何も成果は生まれません。個店でも全店・全社ベースでもこの数字は捉えておきたいものです。

 それでは本題に入って行きます。

 

 なぜ、アルバイト不足を解消する改善策で、一番最初に「評価と昇給制度」の見直しなのでしょうか。もちろん、理念やコンセプト、方針等はすでにお決まりのこととしてのお話ですが、これから働こうというアルバイト予備群の方へ「ウチの会社、お店はこのようにアルバイト人材のことを考えています」という大きなアピールポイントになるからです。最初に創意工夫する内容は、「評価」と「処遇」のことに関してなのです。

 

 処遇に関しては、前回のコラムでお伝えした「直接報酬」と「間接報酬」としての考え方で、プランを練ってみてください。今回は評価にフォーカスを当ててお伝えしていきます。評価の仕組みを作るに当たっての材料集めは以下のとおりです。

 

・業務の役割分担を大まかに分類
例としては「キッチン」「ホール」「バックヤード(事務系含めず)」「事務」などになります。

 

・何の仕事をしてもらうか?
職務要件の洗い出しです。たぶん数百程度の数になるでしょう。具体例として、「出入口清掃」ではなく、「出入口のガラスと縁の清掃」というレベルまで分解します。

 

・役割分担の中に職務要件をひも付ける
キッチン120種、ホール80種、バックヤード30種、事務50種というようになります。面接時に、「どの役割が自分に向いていると思うか」というような質問もできます。

 

 

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●文/植竹剛(うえたけ つよし)
1971年生。株式会社チームのちから代表取締役。大学卒業後、株式会社ロッテリア入社。店長経験を経て、チェーンストア化を目指す企業にヘッドハンティングされて転職。その後、数社で店舗運営に関するさまざまなノウハウを学び、2012年、組織における人の問題の解決支援を行う株式会社チームのちからを設立。これまで直接関わったアルバイト採用はのべ2万人、店長経験は11店舗に及ぶ。著書に『「できる店長」と「ダメ店長」の習慣』(明日香出版社)、『落ちこぼれスタッフから最強のチームを作る極意  店長養成道場』(日経BP社)がある。
オフィシャルブログ:  http://team-chikara.com/blog/
店長養成道場: http://tenchoyouseidojo.com/
バイトテロ対策: http://www.baitoterro.com/

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