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ビジネスパーソンが抱えるさまざまな課題について、解決やキャリアアップにつながるヒントを学びます。(2020年12月10日)
バゲットの端を食べようとしたら
バゲットの端を切って食べようとしたら、フランス人の夫に叱られたというエピソードを描いたマンガがSNS上で話題になりました。
ある日、女性がバゲットを食べようと端を切り分けていました。すると、フランス人の夫から「それはフランスではとても失礼なこと」とたしなめられます。理由を聞くと「パンの端は一番おいしい部分なので、相手に断りを入れずに食べるのは失礼に当たる」とのこと。女性は「自分は端が好きだけど日本ではあまりいない」と言い、夫は驚きます。フランス語には「パンのはじっこ」「パンのよく焼けた部分」「パンのひとかけら」を意味する「キィニョン」という言葉もあるそうです。
国が違えば食の好みが違うように、時代の変化によって常識や慣習が変わることがあります。例えば、かつて男性はスーツを着たら帽子をかぶるのが常識でした。ですが、今は会社に行くのに、スーツを着て帽子をかぶっている人は皆無です。かぶらなくなった理由は、モータリゼーションの発達(車に乗るのに帽子は邪魔)や社会全体のカジュアル化、ヘアースタイルのバリエーションが増えてきたことなどが考えられるそうです。
礼儀とは何か?
数年前、「礼儀2.0」という言葉がSNSを中心に注目を集めました。VRエバンジェリストのGOROmanさんが提唱したもので、現代の社会環境や生活様式に合わせた礼儀の新しい考え方です。時代とともに「変わってきているのでは?」という仮説をもとに考えられ、従来主流とされてきたものを「礼儀1.0」とし、それと対比させる形で示されています。
<礼儀1.0>
相手を重んじる。自分の時間を犠牲にし、時間を相手のために使う。直接会う。スーツなど服装をわきまえる。
<礼儀2.0>
相手の時間を奪わないようにする(電話しない、リモートで済むものはリモートなど)。
「1.0」と「2.0」は視点が異なります。それは「効率」です。「1.0」の行動例として、「名刺交換のときに相手より低く出す」「暑くても上着を脱がない」があります。これは相手を重んじていることを、目に見える形で示したものと言えます。
一方、「2.0」は「1.0」の行動が非効率的に感じられることから、「省略してもよいのではないか」と考えます。相手への配慮を本質的に考えるのであれば、形式的な行動で時間をかけず、短い時間で用件を済ませるほうがよいのではないか、ということです。
相手を想像すること
とはいえ、効率ばかりを優先させると冷たい印象になったり、親しみが感じられないということもあるかもしれません。
礼節で最も大切なのは、想像することではないでしょうか。対応の仕方を決めることではなく、相手との関係性やその場の状況に応じた振る舞いをすることです。それができるようになるためには、まず基本の型を知る必要があります。それは長い職業人生において、大きな財産になると思います。
●文/三宅航太
大学卒業後、出版社、編集プロダクション勤務を経て、2004年、株式会社アイデム入社。データリサーチチーム所属。同社がWebサイトで発信する「人の戦力化」に関するコンテンツの企画・編集業務に従事する。さまざまな記事の作成や数多くの企業を取材。
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