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ビジネスパーソンが抱えるさまざまな課題について、解決やキャリアアップにつながるヒントを学びます。(2021年1月21日)
皆さんは仕事に対するモチベーションをどのように管理していますか? 数十年続く社会人人生で、常にモチベーションを高く維持し働くことは非常に難しいことです。
「従業員のモチベーションが上がらなくて…」
私がお客様と商談をしている時にも必ずと言っても良いほど聞くフレーズです。お金のために、家族のために、自己実現のためにetc…人それぞれ働く目的は違っています。よって、Aさんのモチベーション管理がBさんに通じるとも限りません。モチベーションとの付き合い方は十人十色です。
モチベーションとは「人が何かをする際の動機づけや目的意識。」と訳されます。「動機付け」がポイントです。自分の仕事に対してどのように動機付けて行動するかがモチベーションを保つ上で重要になってきます。
2種類の動機付け
動機付けには2つの種類があります。「外発的動機付け」と「内発的動機付け」です。
外発的動機付けとは、「他人のためや、ご褒美、罰によって行動の動機付けを行うこと」です。簡単な例を挙げると、親が自分の子供に宿題をさせるためにおやつを用意しておく、というようなことが外発的動機付けです。短期的な目標達成のための動機付けには有効ですが、目標達成するとモチベーションが低下するので長期的な動機付けには不向きです。
一方、内発的動機付けとは、興味や関心によってもたらされる動機付けです。皆さんも時間を忘れて1つのことに夢中になった経験がありませんか? その時、何で夢中になったのでしょうか? 「もっと知りたい」「もっと出来るようになりたい」など、自分の内側から沸き起こる感情があったかと思います。
内発的動機付けは、外発的動機付けのように終わりが無いので、長期的な行動の動機付けとして向いています。モチベーションを保つためには、内発的動機付けが重要です。
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●文/柴田瑛一(しばた えいいち)
株式会社アイデム 東日本事業本部 キャリア開発支援チーム/教育・研修企画担当
大学卒業後、飲食チェーン入社。店舗マネジメントを学んだ後、商業施設デベロッパーにて20店舗以上の運営・商品開発・買付業務・人材育成・研修企画など、多岐の業務に携わる。2017年、株式会社アイデム入社。店舗の現場を見てきた経験を生かしながら、教育・研修の企画提案を行っている。
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